関節痛対策サプリメント


「関節痛に良いサプリメントはありますか?」
「グルコサミンが入ったものはどれですか🦀🦐?」
といったお問い合わせをよくいただきます。

関節痛対策としてコンドロイチンやグルコサミンが配合された健康食品が多くのメーカーから発売されていますが、同じ目的のOTC医薬品もあり、どれを選んだら良いのか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、関節痛対策サプリメントについて簡単にまとめたいと思います💡

関節痛対策で注目される栄養素

関節痛対策で注目されている栄養素には「コンドロイチン」「グルコサミン」「MSM」「SAMe」「ビタミンB群」「ビタミンE」などがあります。
中でも、コンドロイチン、グルコサミンなどは多くの研究がなされており、変形性関節症対策に有効だと言われています。

しかし、コンドロイチンやグルコサミンを含む健康食品では、結果が期待できる量がしっかり配合されているのかをしっかりと確認する必要があります。例えば、コンドロイチン硫酸では、変形性関節症においての有効量は1日あたり1,000~1,200㎎でグルコサミン塩酸塩は1日あたり1,500~2,000㎎といった量です。

このくらいの摂取量をサプリメントで飲もうとすると、大きめのカプセルでも1日10粒以上になるということも珍しくなく、一般的な健康食品(サプリメント)で有効量を摂取するのは難しいかもしれません。

有効成分がどれだけ配合されているのかは要チェックです。

サプリメントでの注意点

①配合量の表示

コンドロイチンの場合、コンドロイチン硫酸を20%含んでいる原料から85%含んでいる原料まであり、起源物質、加工国、安全性、価格もまちまちです。

ちょっと前の話になってしまいますが、2008年に行われた国民生活センターの調査では

  • コンドロイチン硫酸を含むサメ軟骨などの原材料の量を、あたかもコンドロイチン硫酸の配合量と思えるような表示して、コンドロイチンを多く配合しているようにイメージさせる
  • パッケージの記載通りに配合されていなかった

などのメーカーを公表したり、胃の中で溶けない商品薬事法に抵触する広告表現をしているメーカーが多数存在していることも指摘しました。

②名称

似たような名称の成分には注意しましょう

例えば、「N-アセチルグルコサミン」は、健康食品で一般的に「グルコサミン」と呼ばれている「グルコサミン塩酸塩」とは期待される効果に違いがあります。

グルコサミン塩酸塩は、腸で吸収された後に体内でN-アセチルグルコサミンに変換されて働くため、変換されないで排泄されてしまうものが多くあるのに対し、もともと体内に存在する形のN-アセチルグルコサミンは変換される必要がないため、体内での利用率はグルコサミン塩酸塩の約3倍にもなると言われています。

グルコサミンとN-アセチルグルコサミンの違いは下記でご紹介しています。
グルコサミンとN-アセチルグルコサミンは違う

医薬品はサプリメントでは使用できない成分を使用でき、パッケージに「関節痛」「腰痛」などの表現をすることが可能です。

一方、サプリメントには使用できる成分の制限があったり、薬事法の関係で「関節痛」「腰痛」などの表現をすることができません。
また、「安価な原料の使用」、「工賃の安い工場で製造」、「有効成分の配合量が少ない」など、安心して飲むことができないサプリメントを製造している心無いメーカーもあります。

まとめ

よく分からないサプリメントを購入するよりも、薬剤師さんに相談して薬局(ドラッグストア)などでOTC医薬品を購入する方がお勧めです💊

ただ、ひざの痛みの場合にグルコサミンなどのサプリメントで何とかなるのは、初期段階のちょっと違和感があるくらいの頃予防措置くらいまでということです。

自己判断によるサプリメントの摂取で治療が遅れ、手遅れになってしまうケースもあるらしいので、痛みが出始めたら早めに信頼できる整形外科を受診するのがお勧めです😀

(さ)

・国立健康・栄養研究所のホームページ
・国民生活センターのホームページ
・サプリメントの正体(著:田村忠司)

●医薬品とサプリメントとの違い
OTC医薬品(一般用医薬品)には、関節痛対策として「コンドロイチン硫酸ナトリウム」を配合したものがあります。

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