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スマートコリンW - 商品開発ストーリー


スマートコリンW開発のきっかけ

具体的な商品として開発がスタートしたのは2015年5月ですが、それ以前から「いつまでもクリアな知性を保つため」に役立つサプリメントが欲しいというドクターの要望は多く頂いていました。

当時から世の中には同じような目的のサプリメントがたくさんあったので、差別化でき効果を示すことができるモノが求められていました。

具体的には、イチョウ葉、ホスファチジルセリン、ホスファチジルコリン、フェルラ酸、プラズマローゲンなど、様々な候補素材がありました。
そんな時、とあるドクターの講演の中で「α-GPC」の効果が紹介され、後日、社内で情報を集めたところ様々な文献が見つかり、調べれば調べるほど強い可能性を感じました。
そこで、この「α-GPC」を核にしてより効果が期待できる設計を行うことになりました。

α-GPCとは?

α-GPC(アルファグリセロホスホコリン)はコリンの前駆体で、大豆などに由来するホスファチジルコリンの分解生成物です。

リン脂質の一種であるホスファチジルコリンから2つの脂肪酸を外した形をしている水溶性の成分で、母乳にも含まれているほか、牛乳、チーズ、ヨーグルト、バナナ、レバーなどにも含まれています。

α-を省略して「GPC」と言うこともあり、学名では「sn-グリセロ(3)ホスホコリン」と呼ばれています。また、水に溶けやすくなっていることから「水溶性コリン」と呼ばれることもあります。

脂溶性のホスファチジルコリンは小腸で吸収された後、リンパ管を通って運ばれるため必要な臓器に到達するスピードは遅めですが、α-GPCは小腸で吸収された後、門脈を通って真っ直ぐ肝臓に向かい、スピーディーに活用されることが期待されています。

α-GPCは様々な食品に含まれていますが、その量はごく微量です。
食品100g中に含まれるフリー体コリン・GPA・PC含有量(mg)

※総コリンはコリン・GPC・PC以外のリン脂質(ホスホコリン・スフィンゴミエリン)も含みます。
(USDA Database for the Choline Content of Common Foods Release Two より一部抜粋)

例えば、500mgのα-GPCを卵から摂りたいと思った場合、Lサイズ(56g/個)では、約1000個必要となる計算となり、一般食品から摂取するのは容易ではありません。

α-GPCは、海外でも学習サポートサプリメントとして、子供からお年寄りまで幅広い年齢の方に利用されているようです。

期待する成分は「コリン」

今回の目的には「コリン」の補給がキモになると考えました。

そこで、速やかに吸収・運搬されるという特徴をもつ、α-GPC(α-グリセロホスホコリン)と、ホスファチジルコリンの両方を配合しました。

当社が設計の際に良く検討する「吸収スピードの違いで相乗効果を期待する。」という方法です。
今回も、この2種を合わせることで相乗効果が期待できると考えました。

コリン以外の副素材

コリンのほかにも、いくつかのビタミンを加えることでさらに効果を期待しました。

ビタミンDは様々な効果が知られていますが、今回の目的にも効果が期待できることが分かったため、配合に加えることにしました。
参考:血中ビタミンD濃度と発症状況の関連性を調べた報告
Link Between Vitamin D and Dementia Risk Confirmed

また、ホモシステインとの関連性も知られていますので、ホモシステインの濃度の調整に役に立つ、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12も配合することにしました。

※ホモシステインを代謝するためには、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12が必要です。

さらに、活性酸素対策に効果が期待できるビタミンC、ビタミンEも配合しています。
参考:健康長寿社会の実現を目指した大規模認知症コホート研究

ビタミンCがアポリポタンパクE E4保有女性の発症リスクを下げる可能性
https://www.amed.go.jp/news/release_20180523.html

それぞれの栄養素の配合決定は、様々な研究報告を参考にしています。
参考論文についてお知りになりたい先生は、当社までお問い合わせください。

サプリメント原料として、クセが強すぎるα-GPC

最も効果の期待できる成分として「α-GPC」が候補に挙がり、早速サプリメントとしての設計が始まりました。

α-GPCは加熱、酸化にも強く水に溶けやすいという特徴があり、無味無臭で若干の甘みがあるため、一見使いやすい素材に思えますが、一方で非常に潮解性が高い素材として知られています。
※潮解性(ちょうかいせい)とは、固体の物質が空気中の水分を吸収し、その水に溶解して液体化する性質のこと。

最初は、いつもの通りハードカプセルに充填することを検討したのですが、試作の結果、潮解性が高すぎで素直にハードカプセルに納まってくれないことが分かりました。

打錠でも同様で、すぐに空気中の水分と反応しベタベタになってしまいます。

それならば、ソフトカプセルにしようということになりましたが、ソフトカプセルでは1粒に入れられる量が限られるため、今回、効果を期待するほどのコリンを入れようとすると、1日に飲む粒数がとても多くなってしまうことが分かりました。

海外には、1粒に1g~2gほどが入る、ゼリービーンズのような大きなソフトカプセルがありますが、高齢の方には難しいと考えました。

顆粒状への挑戦!

ハードカプセル、打錠、ソフトカプセルについて、製造工場の担当者と何度も相談しましたが、いずれも商品化、特に賞味期限を2年で設定することは難しいとの結論になりました。

そこで、当社としては、過去にあまり例のない「顆粒状」に挑戦することになりました。

顆粒状のサプリメントは、味付けや水への溶けやすさを高めるために添加物を多め(当社比)に使用しなければならないため、今まで採用してきませんでした。

ただ、今回は事情が違います。
他に選択肢が無かったため、出来る限り添加物を抑えつつ、顆粒状サプリメントを目指すことになりました。

美味しく、水に溶けやすいものを目指して

味付けを行う場合、その味付けはほぼ無限大です。

ただし、万人に受け入れられるものを目指すのは難しいため、ある程度当社の好みで決めてしまいました。
それが「はちみつレモン味」です。

栄養素の素材を混ぜ、味見をしたところ、はちみつレモン味であれば余り違和感なく美味しく仕上がるだろうと、工場側の開発者と考えた結果です。

水への溶けやすさ、甘みつけの素材としては、マルトデキストリン、マルチトール、デンプン、セルロースなどの、できるだけ普段からなじみのある素材を選び、甘味料もステビアを使用しました。

マルトデキストリンは澱粉を酵素分解したデキストリン(グルコース「ブドウ糖」がいくつもつながったもの)の仲間です。
多糖類に分類され、澱粉とマルトース(麦芽糖)の中間にあたります。

マルチトール (還元麦芽糖)は糖アルコールの一種で澱粉からつくられる二糖類のマルトース(麦芽糖)を原料として作られます。
マルチトールは虫歯の原因になり難い糖としても知られています。

また、顆粒状にする際の注意点としては、あまりに細かい粉っぽい状態にしてしまうと水には混ざりやすくなる半面、粉が舞い上がってのどに詰まり易かったり、周りを汚してしまうこともあるため「顆粒」のサイズも適当な大きさに調整しました。

さらに、原料のなかで反応性の高いビタミンCは植物油脂でコーティングした特別なものを使用しています。
このため価格はあがり、やや水に溶けにくくなりましたが性能の維持を優先しました。

製造時の工夫については工場のノウハウになりますので詳細はお伝えできませんが、添加物を混ぜる順番や機械への投入タイミング、混合時間など、見えない所でも小さな努力が隠れています。

このように、水への溶けやすさ、味付けを試行錯誤した結果、2包あたり7.4gとサプリメントとしてはやや多い量になりましたが、水やお湯に溶かしたり、そのまま粉として口に入れても、それほど違和感なく摂取できる味に仕上がりました(「これは美味しい」と言って頂けることも多いです)。

原料のエビデンス

主原料であるα-GPCは世界中で研究が進んでおり数多くのエビデンスも多くありますが、ここでは紹介ができませんので、インターネット等で検索されるか当社にお問い合わせください。

飲用評価試験も行いました

様々な努力の結果完成した試作品を用いて、仲の良い医療機関にお力添えを頂き、MMSE、マイクロRNAを利用した評価試験を行いました。

※MMSE(Mini Mental State Examination):ミニメンタルステート検査。認知症の診断に用いられる。
※マイクロRNA:小さなRNAのことで、遺伝子発現を調整する働きがある。

この試験の結果、満足できる性能が確認出来たため、商品化することを決定しました。
※試験の詳細は当社メディカルサービス部までお問い合わせください。

また、この試験には静岡県の助成金(約380万円)を使わせて頂きました。

1日の摂取量を減らすための再試験

評価試験の結果、1日2包の摂取が効果的であることが分かりました。

とはいえ、α-GPCは高価な原料であるため、この配合をそのまま商品化すると希望小売価格が1ヶ月分で16,000円程度になることも分かっていました。

そこで、1日2包ではなく1包でも効果がでるようであれば、より多くの方に安価に提供できると考え、別の医療機関の先生にお力添え頂き、1日1包で同様の飲用評価試験を行いました。

ただ、残念ながら1日1包では有意な差は得られず、当社が自信を持って推奨することができるのは「1日2包」であるとの結論に達しました。

さらに飲みやすくする工夫

このように、様々な困難を克服し、時間とお金をかけて、2018年6月に商品化されたスマートコリンですが、粉の状態でそのまま飲むのとむせてしまうという方もおられます。

特に、高齢の方で、粉を口に含むことが苦手な方の場合には粉のままで飲まず、ぬるま湯などに溶かして飲んで頂くことをお勧めしています。

ただし、添加物の種類と量を出来るだけ少なくしているため、「水を加えればさっと溶ける」というわけにはいきません。

そこで、混ぜ方の工夫も検討しました。

カクテルのようにシェイカーを使う方法もありますが、もっと手軽にできる方法として、マドラー、茶筅、電動マドラー(ラテクリーマー)をお勧めしています。

中でも特にお勧めなのは、電動マドラー(ラテクリーマー)です。

元々、カフェラテを泡立てるためのものですが、100円均一ショップでも購入することができるほど手軽で、すぐに綺麗に混ざることが分かりました。

※電動のラテクリーマーは回転力が強いので、水が飛び散らない様に混ぜる部分をしっかりと水の中に入れた状態でスイッチをいれましょう。

スマートコリンWのレシピ

また、スマートコリンWをより手軽に毎日の生活に取り入れてもらうためレシピも考えてみました。

ヨーグルトやスムージーなどブログで紹介しています。ぜひご覧ください。

スマートコリンWのレシピはこちら >

今後も様々な可能性

α-GPCは海外でも注目の素材であり、今後も様々な機能性が紹介されそうです。

スマートコリンWについても、今後、幅広いお悩みや目的での使用も提案できると考えております。ご期待ください。