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スマート抹茶(有機) ‐ 商品開発ストーリー


「静岡といえばお茶」「お茶といえば静岡」という事で、静岡出身の開発担当者(井村)としては、ヘルシーパスの創業時から、お茶やカテキンの商品化には興味がありました。

また、静岡市内にある大学でのお茶と健康に関する研究成果を見るたび、「いつかは地元の食材で商品化したい」という思いが強くなっていました。

そんな中、素晴らしい出会いがあったのです。

偶然の出会い

複数のドクターから認知機能改善に役立つ商品開発の要望をいただき、素材を模索していたなかで、「お茶が良い」という研究報告をよく目にするようになっていました。

ただ、お茶の成分としては「カテキン」が有名ですが、カテキンのサプリメントではつまらないなあ、とも考えていました。

そんな時、お世話になっている地元の金融機関との雑談の中で、地元静岡でオーガニック(有機農法)で抹茶を作っている農家さんがあることを教えていただきました。

たまたま、その金融機関の融資先の中にその農家さんがおられ、売り先を探しているとの事でした。

静岡県でオーガニックで抹茶を作っているのはとても貴重だという事は知っていましたので、その連絡を受けた後にすぐにコンタクトを取り、茶畑、工場の見学に行ってみました。

その茶園は、美しい山間地の、静岡県島田市川根という所にありました。

天空の里とも呼ばれる、標高400から700mの高地に広がる茶園は、有機栽培に最適の環境なのだそうです。

また、こちらの農園の抹茶は静岡で最初に有機認定を取得した碾茶(抹茶の原料)工場を持っています。

※抹茶をひく石臼は御影石(みかげいし)という特別な素材でつくられており、きめ細やかな抹茶に仕上げるため、専門の職人が「目立て」と呼ばれる碾茶を挽く石臼の溝を彫る作業を行うそうです。1台の石臼で、1時間あたり60-80g、とゆっくりと時間をかけ粉砕する事により、高品質で滑らかな抹茶が出来上がります。

難しいお茶の有機栽培

お茶の有機栽培は簡単ではありません。
その理由は、次の通りだと農家さんに教えていただきました。

  • 有機肥料の高騰や手作業が増え、専用の工場や機械、倉庫も必要でコストがかかる。
  • 生産量、質が不安定になりがちて、安定経営に向いていない。
  • 良品を作る為には、創意工夫と地域性の把握、観察眼や我慢が必要。
  • 市場で求められる農薬の検査レベルが非常に高い 。
  • 海外(EUやアメリカなど)に出荷する際には、安全性の審査も厳しい(放射能等)。

抹茶検査結果(サンプル)

※検査結果(サンプル)

有機栽培は手間暇かけて栽培された貴重なお茶です。
ちなみに、茶の有機JAS格付実績は増加傾向ではありますが、平成27年荒茶生産量(79500トン)の3%程度なのだそうです。(日本国内の茶農家でオーガニックは3%程度)

静岡県とお茶の歴史

中国から日本にお茶が伝わったのは平安時代と言われており、静岡茶の歴史の始まりは鎌倉時代にさかのぼります。
鎌倉時代に聖一国師という方が、交流のあった宋(中国)からお茶の種を持ち帰り、現在の足久保(静岡県)に蒔いたのが静岡茶の起源と言われています。

江戸時代になると、静岡茶は良質な茶生産地としての地位を確立し、明治時代には清水港(静岡県清水市)から、静岡茶が海外に輸出され、人気を集めたことで需要が増え、茶園は一気に増加したと言われています。

最近では、健康志向の高まりを背景として、食に求められる役割はカロリーの摂取のみならず、健康の維持・増進にまで及んできています。

そんな時代のニーズに応えるため、静岡県では県として、「フーズ・サイエンスビジネス」の創出を推進しており、地元のライフサイエンス分野に優れた大学(静岡県立大学、静岡大学、東海大学)において緑茶の機能性に係る研究が盛んに行われています。

また、静岡県では「静岡茶の需要創出に向けた新商品開発や販路拡大、需要に応じた生産構造の転換、複合作物の導入等との取組」に対する補助金、緑茶などに関する研究への助成金などもあります。

<参考>
JA静岡サイト
静岡県公式ホームページ
ふじのくに地域・大学コンソーシアム

静岡県民の健康とお茶の関係

平成27年12月の厚生労働省の発表では、静岡県の女性の健康寿命は75.61歳で全国2位、男性は72.13歳で全国3位でした。

健康寿命が長い理由の一つとしては、お茶を多く飲んでいることが挙げられています。

お茶は、カテキン等のお茶そのものが持つ健康成分と、お茶を飲むことによって得られるリラックス効果などの両面から、心身の健康を促進させるものとして期待されており、静岡県の調査では健康寿命が長い市町の特徴として、お茶を飲む人が多いことも明らかになっています。

また、静岡県では「緑茶と健康のメカニズム」と題して緑茶の健康効果についてまとめています。

■緑茶と健康のメカニズム~ 機能効用ナビゲーション2013
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-340/documents/mechanism2013.pdf

緑茶よりも抹茶なのはなぜ?

このように様々な効果が期待されるお茶ですが、当社では「緑茶」ではなく「抹茶」を商品化しました。

緑茶は茶葉からエキスを抽出して摂取するのに対し、抹茶は茶葉全体をすりつぶして飲むため、摂取できる栄養素が多くなるためです。

また、緑茶よりも貴重で飲みやすい抹茶を手軽に皆さんに飲んでいただきたいという思いもありました。

ちなみに「茶葉を丸ごと摂る」ということは普段以上に農薬が気になります。
だからこそ、オーガニックの抹茶をお届けしたいと考えたのです。

飲み方の工夫

残念ながら、昨今お茶の消費量は減りつつあるそうです。

静岡県出身の立場からすると家に急須がないことは考えられないのですが、全国的には普通なのだそうです。

抹茶についても同様で、家で抹茶を飲むという習慣がある方はとても少ないとのこと。(私も抹茶を家で飲んだことはありませんでした。)

そこで当社では、手軽に抹茶を生活に取り入れるためにペットボトルに抹茶を入れて混ぜることをご紹介しています。

また、海外では抹茶を使ったスイーツ(クッキー、ケーキ、チョコレート)やスムージーなどが流行していることから、抹茶レシピについてもご紹介し、少しでも日々の生活の中に抹茶を取り入れていただく「抹茶文化」を広めていきたいと考えています。

<海外での抹茶レシピの記事>
Aiya
DoMatcha
Rishi Tea

<お勧めの飲み方>
ホットの場合、2gを、200mlのお湯に溶かしてよく混ぜて飲んでください。
アイスの場合には、2gの抹茶を、水の入った500mlのペットボトルに入れてシェイクしてお飲みください。
ミルクとお好みの甘さを加えて抹茶ラテにしても、スムージー、アイスクリーム、グラノーラやクッキングにも使用していただけます。
※苦味が少なく、特有の甘みがありますので、とても飲みやすいです。

サプリメント開発とは違った悩み

さて、そんな抹茶ですが、サプリメントの開発ばかりを行ってきた当社にとって、いつもとは勝手が違う事ばかりでした。

もちろん、サプリメントも抹茶も同じ「食品」に分類されるため許認可等は変わりませんが、
元々、嗜好品に近い抹茶の場合、品質や性能の評価、また、賞味期限の設定には苦労しました。

お茶の場合、収穫期は1年に一回で、翌年には次のお茶が出回るため、通常、賞味期限は1年と設定するのだそうです。
もちろん1年たってから飲んでも、安全上は問題ありません。

一方で、サプリメントの場合は、通常、賞味期限を2~3年で設定します。

当社では医療機関にサプリメントをお届けしており、医療機関から患者様のお手元に届くまでに一定の時間が必要という考えから、当社を出荷するサプリメントは賞味期限が一定以上(1年以上が目安)あるものとの自社基準を持っています。

しかし、お茶の賞味期限を1年間にしてしまうと、上記の基準からは最初から逸脱してしまいます。

当社で行った栄養成分の分析では、2年経過相当であってもお茶に含まれるカテキンの量は減少せず、一般生菌等も問題はなかったため、2年たっても性能は維持されており、サプリメントの基準で言えば賞味期限2年とできると判断していました。

しかし、抹茶の製造を行っているお茶屋さんの基準では1年経つと抹茶としての風味が損なわれる可能性があるとのことで、実際に試してみなければ風味が保たれている(賞味期限2年)とは判断できない。とのこと。(お茶屋さんの厳しいこだわりを感じました。)

そこで、当社では初回ロットの賞味期限を1年と設定し、医療機関の先生方には抹茶は賞味期限が短いことを説明しながら販売させていただきました。

そして、実際に1年半、2年を経過した製品で風味が損なわれないかどうかを確認し、お茶屋さんの判定の元で賞味期限を少しづつ延長していくことにしました。

2020年6月現在、賞味期限は1年半まで延長することができており、今後、賞味期限2年を確認していくことを計画しています。

さいごに

医療機関向けサプリメントメーカーである当社が、抹茶を発売するとご案内すると、「抹茶のサプリメントね?」「主成分はカテキンのサプリかな?」などと言われることもあります。

「スマート抹茶」は、あくまでも「抹茶」であり、お茶を点てる時にお使いいただく抹茶と全く同じです。

「茶」以外には、添加物は入っていません。

地元静岡の、安心安全な「抹茶」を普段の生活に手軽に取り入れていただき、健康に役立ててほしいとの思いから発売しました。

どこへでも手軽に持ち運ぶことができる、2ℊ入りのスティックタイプ、お徳用の100ℊ入り袋の2タイプをご用意しています。

ドリンクとしてはもちろん、お菓子やスムージーなどでも、ぜひご活用ください。

<スマート抹茶(有機)を使ったオリジナルレシピ>
ヘルシーパスオリジナルの抹茶レシピをブログで公開しています。ぜひご覧ください。

《参考》おまけ

抹茶と他の茶の違い

<抹茶>
お茶の葉を摘む前に藁や専用の黒いシートを約20日間被せて日光を遮る「覆下栽培」と呼ばれる栽培技術を用いてつくられます。日光を遮るとお茶の葉に含まれる葉緑素が増えるため葉の緑が濃くなります。また渋みの元とされるカテキンの生成が抑えられるので、まろやかな風味のお茶ができます。摘み取られた生葉は、蒸して、揉まずに乾燥します。
炉で乾燥させた碾茶荒茶を、風力選別、再乾燥、電気選別、色彩選別で茎と葉脈を取り除き、きれいな緑の葉肉部分だけに精製することを碾茶仕上げといい、このような作り方で作られたものを碾茶といいます。
抹茶は碾茶という特別な製法でつくられた緑茶を石臼などで挽いて粉末にしたものです。
碾茶の「碾」とは、碾臼 (ひきうす)のことを表しており、茶葉を碾臼で粉砕することから“碾茶”と呼ばれるようになり、その碾茶を碾臼ですって小さな粉末状になった茶葉を「抹茶」と呼ぶようになったそうです。

<玉露>
玉露と碾茶は栽培の段階で被覆という特別な作業をします。被覆とは、ワラや寒冷紗等で茶園を覆い、日光を遮ることです。摘採の前、20日間程度日光を遮る事により、アミノ酸(テアニン)からカテキンへの生成が抑えられ、渋みが少なく旨味が豊富なお茶になります。また、クロロフィルが増えて濃緑色のお茶になります。
抹茶(碾茶)と茶葉の栽培方法は同様ですが、摘み取られた茶葉の加工方法が異なり、玉露は煎茶と同様に揉みながら乾燥させて作られます。

<煎茶>
日本茶と言われると、ほとんどの人はこの煎茶を思い浮かべるほど一般に飲まれているお茶です。新芽を蒸した後、揉みながら乾燥して作ります。飲み始めは渋みを感じますが、飲んでからしばらくの間、口の中に豊かな香りが残ります。さわやかな香りと味わいが特徴のお茶です。最もおいしいと言われているのが、4月下旬~5月上旬の新茶の時期の一番茶です。熱いお湯で入れると渋みが出やすく、ぬるいお湯で入れるとまろやかさが引き立ちます。
ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化成分は日光に当てて育てられた茶葉の方が含有量が多くなりますが、ビタミンEは脂溶性であるためお湯での抽出ではほとんど摂取できません。

<参考>
JA静岡サイト

カリウム、カフェインの含有量について

<カリウム>
抹茶にはカリウムが多いため注意が必要な方もおられます。
100gあたりカリウム 2,700 mg 1杯2gとすると、54㎎のカリウムを摂取することになる。
 
<参考>
みかん(濃縮還元)ジュース(200ml) 320mg
りんご(濃縮還元)ジュース(200ml) 220mg
緑茶(ペットボトル)(100ml) 20mg
トマトジュース(200cc) 520mg
野菜ジュース(200cc) 400mg
※ジュースや野菜と比べると、それほど多いものではない。

<カフェイン>
カフェインは有用な作用も報告されていますが、過剰摂取による影響も懸念されています。
欧州食品安全機関(EFSA)では、健康な人のカフェイン摂取量は1日400mgまで、妊婦・授乳婦は1日200mg程度であれば健康リスクは増加しないと評価しています。
飲料名 カフェイン濃度 1杯程度のカフェイン量
抹茶 3200mg/100g 64mg
せん茶(浸出液) 20mg/100mL 12mg
コーヒー(浸出液) 60mg/100mL 78mg

抹茶(MATCHA)は海外でも評判

緑茶の輸出量は健康志向などを背景として、平成17(2005)年の1,096トンから平成24(2012)年の2,351トンまで2倍に増加しています。また、平成24(2012)年の輸出量を国別にみると、米国が1,127トンと48%を占めており、次いで、台湾(262トン)、シンガポール(257トン)、カナダ(144トン)の順となっています。

イギリスでも、緑茶のティーバッグの売り上げが大きく伸びています。英市場調査会社ミンテルによると、健康にいいというイメージが受け、2011年の売上高は約2200万ポンド(31億円)と2年前より83%も伸びています。

ジャパニーズグリーンティー(日本茶)は、心や身体を健康にする優れた飲料としてだけではなく、文化やしきたり、もてなしの心など、日本ならではの価値や存在感をもっています。
100年前、緑茶は生糸に次ぐ、日本で2番目の輸出産品でした。先の戦争を機に、10分の1まで輸出量が落ち込んでしまいましたが、ここ数年、確かな復調の兆しが見えてきました。
メードインジャパンの緑茶は、これから世界に広く流通していくでしょう。
近年、抹茶についてはスーパーフードとして注目を集めています。

発売前の社内モニターの感想

  • 普段、抹茶を飲む機会がなかったので、最初はどうかな?って思っていたけど 意外に飲みやすかった。
  • バニラアイス、スムージーにかけてみたけど、いい感じだった。
  • 風味がとても良いと感じた。
  • 2gの抹茶に、200mlのお湯が最適な濃さであると感じた。
  • とにかく濃いと思った。
  • 粉末が細かいので、上品な印象。色がきれい
  • 携帯用としてはスティックが便利だが、家庭用には、徳用袋、缶などに入っている方が使いやすい。
  • 無糖なため、甘みの調整ができる点が良い。
  • 1回あたりの量は適切。
  • 甘みのないのが、健康的。甘くないため、子供たちは飲んでくれない。
  • 緑の色が濃くて、きれい。
  • 市販の抹茶より美味
  • かなり濃くしても、渋くなく、美味。お茶の甘みを感じる。
  • 無農薬の安心感がある。
  • 普通のマグカップで飲むには、1包が多すぎる。(濃すぎる)
  • 熱い抹茶を一気に200ml飲むのは厳しい。
  • 冷たい液体に混ざりにくい。
  • ペットボトルの水に溶かして飲んでも飲みやすかった。飲むたびに振って飲んだけどもっと混ざればよいと思った。
  • 最後の方に粉が残ってしまうのがもったいないと思った。最後はかき混ぜながら飲みました。
  • 粉飛びがあるので、扱いにくい。
  • ペースト状や固形(角砂糖のような)の方が、継続して使いやすいと思った。
  • スプーンで混ぜてもダマになりやすい。
  • 粉がもっと溶けやすい方が良い。「溶けたかな?」と思っても、最後に粉が残る。
  • 200mlの水で溶かすとなると、それ以上の容量のカップが必要になり、カップ選びが大変。