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マルチビタミン&ミネラル【酵母フリー】 - 商品開発ストーリー


開発のきっかけは、とあるドクターの言葉

2012年5月、当社では遅発型フードアレルギーを日本に紹介し始めた先生をお招きして、医師・歯科医師を対象にセミナーを開催しました。セミナーでは「体に良いと思って摂取している食材が、本人も気づかないうちに体の不調の原因になっていることがある」ことが紹介され、受講した先生方には驚いた方も多かった様です。体の不調の原因になる食材に「酵母」も含まれていることも話題となりました。

そのセミナーに参加されていたとあるドクターから「ヘルシーパスさんのサプリメントを患者様に紹介しているけど、「酵母」に反応してしまう患者さんには、マルチビタミン&ミネラルは勧められないよね?」との質問を頂きました。当社ではその言葉がきっかけに「マルチビタミン&ミネラル【酵母フリー】」の開発をスタートしたのです。
※即時型アレルギーが原因食物(アレルゲン)を摂取後すぐに反応するのに対し、遅延型フードアレルギーは原因食物を摂取してから反応するまでに時間がかかるため原因に気づきにくいアレルギー。遅延型、遅発型などと呼ばれている。

マルチビタミン&ミネラル【酵母フリー】とは

  • 酵母由来の原料を使用せず、6カプセル中に12種類のビタミンと4種類のミネラルを高含有
  • アレルギー表示の対象となる27品目を含む原材料は不使用

マルチビタミン&ミネラル【酵母フリー】の製品詳細はこちら >>

酵母をメイン原料に使っていた「マルチビタミン&ミネラル」

当社のマルチビタミン&ミネラルでは、できるだけ天然の原料にこだわりたいとの想いから、ビタミンやミネラルの素材として、酵母由来の原料を優先して使用していました。もちろん、酵母自体はパンやビール、味噌などの発酵にも使われているもので、一般的には悪いものではありません。

しかし、上記の遅延型フードアレルギー検査で、「酵母」に反応してしまう方が一定数おられ、その場合には、毎日摂取してもらうサプリメントに酵母が入っているということが、解決するべきテーマとなりました。

また、遅延型フードアレルギーの結果に基づいて酵母を食べないようにしている方は、食事や栄養も偏りがちになるため、本来、必要なビタミンやミネラルも不足しがちになり、マルチビタミン&ミネラルとして不足しがちな栄養素を効率よく摂取することは大きな意味を持ちます。

このように、2重の意味で「酵母」を含まない「マルチビタミン&ミネラル」が求められていました。

マルチビタミン&ミネラル【酵母フリー】は、この様な方でも安心して飲んで頂けるよう、原料に酵母を使用しない設計を目指すことになりました。

せっかくなら、酵母以外のアレルギーにも配慮したい

酵母にアレルギーがある場合には、他の原料(卵、乳、小麦、ゼラチンなど)にもアレルギーがある可能性も高いため、酵母を排除するのであれば、他のアレルギー物質についても、できるだけ使用しないことを目指しました。
※アレルギー表示の対象となる27品目。 27品目とは、食品表示法で表示が義務付けられた特定原材料の7品目(卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに)と、表示が推奨されている20品目(あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、 牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、 豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、 カシューナッツ、ごま )

しかし、実際にはカプセルの皮膜や素材自体がゼラチンだったり、ビタミンEの原料が大豆由来だったりと厳しい現状があり、商品化までには試行錯誤の連続でした。

検討ステップ 1(形状)

最初に検討したのが、サプリメントの形状です。

従来のマルチビタミン&ミネラル【大小セット】(以下、MVM)のように水溶性の栄養素と脂溶性の栄養素を別々にすると、脂溶性の栄養素を充填する際、ソフトカプセルの皮膜としてゼラチンを使用しなければなりません。

ゼラチンは代表的なアレルゲンですので、ゼラチンの使用が必須であるソフトカプセルを使用することはできません。そのため、今回の設計では、ハードカプセルに全ての栄養素を配合する事にしました。ハードカプセル自体の素材はゼラチンが一般的ですが、もちろんゼラチンではなく、HPMC(ヒドロキシメチルセルロース)という植物系素材(セルロース)を選択しました。

検討ステップ 2(原料)

次に酵母以外の原料探しです。

ビタミンB群の原料は、酵母由来ではなく、合成の原料を使用することは大きな問題ではありませんでした。
むしろ、合成原料に変更することのメリットとして、酵母原料に比べると合成原料の方が栄養素の含有率が高いため、同じ量を配合する場合、1日の摂取粒数を減らすことができました。また、酵母原料は原料としては高価なものだったため、酵母原料を使用しないことで価格を下げることができました。

ビタミンEは元来、大豆由来の原料ではありますが、分子蒸留により高度に精製されていて、アレルゲンとはならず、表記が不要な原料を採用しました。

問題となったのはβカロテンとミネラル(亜鉛、銅、セレン、クロム)です。

ハードカプセルに充填する場合には、粉状の原料を使用する必要があります。
βカロテンは元々オイル状の原料であるため、粉状にするために原料の製造工程でゼラチンを使用しています。そのため今回の設計では、βカロテンの代わりに、同等の効果を期待できる「ビタミンA」を配合することにしました。
※レチノール換算として1㎍RE=12㎍βカロテン

ミネラルの原料では、カルシウムやマグネシウムは、アレルゲンを含まない鉱石(ドロマイト)があるので問題ではありませんでした。

亜鉛、銅については「グルコン酸亜鉛」「グルコン酸銅」を使用する事にしました。
※グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅は母乳代替食品及び保健機能食品以外の食品に使用することはできず、また、使用する場合にも配合上限が厳しく決められています。

配合にはどうしても妥協せざるを得ない部分が

ミネラルの配合では、残念ながら一部、妥協せざるを得ない事態となりました。

日本国内でサプリメントの原料として使用できるミネラルの多くは酵母由来です。

セレンとクロムについては酵母以外の適切な原料が見つかりませんでした。海外にはキレートミネラルなど、化学的に吸収を良くしたようなミネラル素材がありますが、法律上の問題で、日本国内で製造する場合にはサプリメントの原料として使うことができません。
当社では日本国内での製造にこだわったため、今回の配合ではセレンとクロムの配合を泣く泣くあきらめました。

また、ミネラルではありませんが、従来のMVMで配合されていた、ルテイン、リコペンも天然原料となっており、食物アレルギーのリスクが懸念される事から配合を見送る事にしました。

そして、苦労の末に完成

上記のとおり、原料に酵母やゼラチンを使用しないことで、配合できる栄養素に制限があり、従来のMVMの配合をそのまま再現できなかったものの、配合できた栄養素は従来のMVMと同じ配合量を満たし、なおかつ合成原料を使用したことで、従来は1日13粒の摂取が必要だったところ、1日6粒の摂取で、さらに2号カプセルという女性にも飲みやすいサイズに。MVMとほぼ同じ栄養素と量にすることができました。

また価格の面でもメリットがありました。従来のMVMは1ヶ月分で6,500円(税抜)だったところ、5,000円(税抜)まで価格を抑えてご提供できるようになりました。

この結果、特に酵母にアレルギーが無い方でも、リーズナブルに高性能のマルチビタミンを摂取できるサプリメントとして、2014年4月に新発売となりました。

着想から実に2年が経っていました。

更なる進化!アンチドーピング認証(2018年6月 取得)

『マルチビタミン&ミネラル【酵母フリー】』は、2018年6月、国際的なアンチ・ドーピング認証プログラムである「インフォームドチョイス」の認証を取得しました。
※「インフォームドチョイス」は国際的なアンチ・ドーピング認証機関であるLaboratory of Government Chemist社(本社:イギリス、以下LGC社)が運営する認証プログラムであり、日本では有限会社バイオヘルスリサーチリミテッド(取締役社長:池田秀子氏、東京都文京区)を総代理店として2016年より活動を開始しており、海外では200以上のブランドの約1,000製品が認証を取得しています。

当社のサプリメントは医療機関専用であり、当社サプリメントをご活用いただいている先生がプロのスポーツ選手の指導を行っているケースが多数あります。

また、クライアントのドクターには、チームドクターをされている方もおいでになります。
主治医・指導医として選手のパフォーマンスの向上に良質のビタミンミネラルを補給したいと考える一方で、選手自身がドーピングのリスクを心配し、安心して勧めることができない状況がありました。

このため、アンチ・ドーピング認証の取得は、以前から一部のドクターより強い要望を受けておりましたが、当社としては、まずは、多くの選手が摂取しやすい『マルチビタミン&ミネラル【酵母フリー】』から認証の取得を目指しました。
この認証取得により、アスリートの方々に安心してご利用いただけることになりました。

同認証の取得には、販売者だけではなく、製造工場の協力も不可欠です。
製造工場自体の監査もありますし、禁止物質が混入するリスクを把握するため、製造工場側で使用実績のあるすべての原料のリストを審査機関に提出する必要があります。
実績がある大手であればあるほど取り扱う原料の種類も多く時間がかかります。また、原料の中には、クライアントからの支給もあるため、把握が大変という声も聞きました。

また、認証を得るためには、実際の商品を使用して、3ロット、5サンプルを使って、禁止物質が入っていないことを、認証団体に分析してもらいます。
認証取得後も、新しくロットを製造するたびに、イギリスにサンプルを送り、検査を受けます。
さらに、認証団体は、市場からランダムに商品を購入し、分析を行い、その結果をWEBサイトで公表するという徹底ぶりです。