ロジック&しくみ編

医療のツールとしてのサプリメント【ロジック&しくみ編 第4回】

食生活の改善が必要な患者さんは多い。しかし・・・

当然のことながら、全ての不調がサプリメントで解決する訳ではありません。医療機関には、様々な症状でお悩みの方がおいでになります。

多くの場合、先生方は患者さんの訴えを聞いたり、検査を行なったりして、原因となる病気を想定し、その病気に効果があるとされる医薬品の処方や手術によって対処されることでしょう。
そして多くの場合患者さんの症状は軽減していることでしょう。

しかし、中にはそれでは健康を取り戻せない患者さんもおいでになるはずです。

患者さんの中には、適切な運動がもっとも効果的な方がいるでしょうし、食事や栄養状態の改善が必要な方もいるはずです。というより、現代人を悩ませる生活習慣病の場合、文字通り『生活習慣の改善』がもっとも効果的かつ根本的な対処であるはずです。
食生活に限って申し上げれば、生活習慣病の患者さんに対してほとんどのドクターは食事の改善を勧めていると思います。しかし、それはなかなか実効を伴わないのでは?

「バランスの良い食事」と言われても、どのような食事がそれにあたるのか?が分からない方も多いでしょうし、限られた診療時間の中で、栄養の大切さや健康的な食事の方法をしっかりお伝えするのは難しいでしょう。

そもそも、体調の悪い方にとって「買物」や「料理」、「良い外食店選び」は、ハードルが高すぎて実行するのは大変です。また、虫歯や歯周病、歯の欠損など、口腔内に問題があって良く噛むことが出来ない場合、歯ごたえのある食材を敬遠することになり、食生活が「噛まなくても食べられる」炭水化物に偏ることになってしまいます。

サプリメントは、なかなか食生活を改善できない患者さんを助けるツール

サプリメントは、噛まなくても飲み込むことで栄養素を補給することが出来る点が最大のポイントです。体調が悪くて買物や料理が出来ない患者さん、咀嚼が出来なくて歯ごたえのある食材を食べられない患者さんを助けてあげる、便利なツールと言えるでしょう。

栄養素の補給によって体調が良くなる経験をすることは、患者さんが食生活の改善に関心を持つきっかけになるかもしれません。
健康を取り戻した患者さんが栄養の大切さに気付き、良い食生活を実戦してくれるようになれば、そこでサプリメントは一旦卒業ということになるでしょう。

ビタミン剤でも良いのでは?

栄養素を患者さんに補給してもらう手段としては、ビタミン剤なども保険が使える医薬品として存在しています。

ところが、急速な少子高齢化の影響で医療費が逼迫していることから、ビタミン剤は保険で使用することが難しくなってきています。保険診療で使えると思っていたビタミン剤が減点されてしまい、医療機関が費用を持ち出すことになるケースが多いのです。
かといって、自費でビタミン剤を購入して頂こうとすると、保険で提供している治療との混合診療になる可能性があります。

また、まだ病気を発症していない方に予防目的でビタミン剤を使用すると、過剰加療で不適切処方とされてしまう様です。
残念なことですが、せっかくビタミン剤が存在するにも関わらず、医療機関では使いにくいのが現実なのです。

こうした状況を、端的に語ってくださった当社のクライアントのドクターからのメッセージをご紹介したいと思います。

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女性は習慣性頭痛で脳外科にかかることが多いのですが、たいていベースに鉄欠乏性貧血があります。そしてフェロミアなどの有機鉄製剤では、胃腸症状のために服用が困難の人も多く見られます。

 また、クリニックで主治医として患者さんに接するときには、どうしても脳血管障害の予防が主体になります。そのような予防を考えて薬を処方するときに、保険診療で処方できる薬でも傷病名が適切でないとすぐに減点されて持ち出しになってしまうことを良く経験します。

 これらの薬のほとんどは血栓症の予防、またはアンチエイジングとして処方されています。未病の状態で投与すると過剰加療で不適切処方になってしまいます。

そのような薬で最も多いのがロトリガ、エパデールなどのEPA、DHA、そして傷病名をつけにくい薬で、タウリン(肝機能障害)、カルニチン(カルニチン欠乏症)、アミノバクト(BCAA)(肝硬変)があります。

さらに個人的には血管拡張物質(NO供与体)としてのアルギニン+シトルリンを処方したいと思うのですが、これは薬にはありません。

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サプリメントは食品の範疇に入るため、診療行為とは別の物販の扱いで患者さんにお勧めすることが出来ます。現状の医療制度の制約に縛られにくい、使いやすいツールと言えるでしょう。(但し、後でお話ししますが、サプリメントの品質や性能はピンからキリまで。玉石混淆ですので、どれを使うか?の目利きがとても重要です)

日本人の栄養状態の現実

では、現代の日本人には、栄養素の摂取不足の方はどのくらいいるのでしょう?栄養素や生化学に関する書籍を読むと、多くの場合「ビタミンやミネラルなどの微量栄養素は、通常の食事をしていれば不足することは少ない」と書かれています。

しかし、これは少なくとも現代の日本人には当てはまりません。現実には、私たち日本人の栄養状態はあまり良くありません。いえ、「悪い」という方が正確でしょでしょう。

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この記事の著者

田村忠司

株式会社ヘルシーパス 代表取締役社長

東京大学工学部産業機械工学科卒業。
株式会社リクルートを経て、98年「日本老化制御研究所」を擁する日研フード株式会社に入社。
取締役経営企画室長、サプリメント製造子会社の代表取締役社長として活躍。

2006年「医療従事者が自信を持って使えるサプリメントを提供してほしい」との、医師、薬剤師からの要請に応えて、株式会社ヘルシーパスを設立。
栄養療法に取り組む医師・歯科医師へのサポート・情報提供のため、日本全国を飛び回り、楽しく仕事に取り組んでいる。

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