グルコサミンは糖の一種で、グルコースにアミノ基 (-NH2) が付いた「アミノ糖」と呼ばれるものです。
そのため一部の報告で、グルコサミン摂取による血糖値、血圧、血中コレステロール値の上昇などが懸念されており、糖尿病、高脂血症 (脂質異常症) 、高血圧のリスクのある人は注意して利用する必要があるといわれています。
※明確な数値等は分かっていません。
念のため、血糖値の高い方がグルコサミンを摂取される際には、血糖値の値に注意を払いながらお召し上がりください。
ご参考までに、国立健康・栄養研究所のサイトで記載されている記述を紹介します。
・糖尿病患者が塩酸グルコサミンまたは硫酸グルコサミンを使用したことによって血糖値およびHbA1c値が上昇したとの報告があるが、健常者あるいはII型糖尿病患者がグルコサミンを3ヶ月間摂取してもHbA1cや血糖値には影響がなかったとの報告もある。
・グルコサミンがインスリン分泌やインスリンによるグルコースの取り込みに影響を及ぼし、代謝阻害のリスクが上昇し、コレステロール値および血圧の上昇を誘発するという懸念もある。より多くの情報が得られるまで、糖尿病、高脂血症 (脂質異常症) または高血圧のリスクのある人は、グルコサミンを注意して使用すること。
また、使用する際は、血糖値や血清脂質、血圧を定期的に観察するべきである。
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