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栄養・サプリメント情報

ドクターインタビュー達人に聞く、臨床現場での栄養療法実践法

2024.04.26

患者さんとサプリメントの架け橋、そんな中島孝哉先生の信念と実践方法を聞く

中島こうやクリニック 院長
中島 孝哉 先生

左:中島こうやクリニック 院長 中島 孝哉 先生、右:田村(ヘルシーパス代表)
左:中島こうやクリニック 院長 中島 孝哉 先生、右:田村(ヘルシーパス代表)

今回インタビューにお答えいただくのは、福岡県博多南で中島こうやクリニックの院長をされている中島孝哉先生です。中島先生の診療領域は幅広く、中でも「アンチエイジング」「更年期障害」に力を入れていらっしゃいます。本日はよろしくお願いいたします。

中島先生

はい、よろしくお願いします。今日は正直にお話しようと思っているので、もしかしたら少しだけ厳しいことも言ってしまうかもしれません(笑)。

それはぜひ!厳しい意見も当社で役立てさせていただきますので、お願いしたいです。
ではさっそく、まずはサプリメントに興味を持ったきっかけからお伺いできますか?

サプリメントに興味を持ったきっかけとは?

中島先生

実は、僕はもともと、サプリメントにあまり良い印象を持っていませんでした。有名人を使った広告や“あくまでも個人の感想です”という体験談を、毎日テレビで見せられるたびにうんざりしていました。ですから、自ら興味を持って、サプリメントをクリニックで使い始めたわけではないんです。

きっかけは、日本抗加齢医学会に入会して、認定施設の資格を取ろうと思ったことです。認定施設になるには、アンチエイジングドックを行い、筋肉、骨、血管、ホルモンなどの検査結果に対して、運動、食事などの介入を行って、どのように改善したか、症例報告を提出する必要があり、その中に食事とは別に「サプリメント」という項目があったんです。だから勉強しなければならなくなりました。

患者さんを総合的に診る医者になりたかった

学会の施設認定を取るために、サプリメントが必要な知識だったということですか。それは日本抗加齢医学会に感謝しないといけないですね(笑)。
そもそも抗加齢医学に興味を持った理由は何だったのでしょうか?

中島先生

僕は九州大学の総合診療部の出身ですが、総合診療科とは内科全般の様々な疾患を幅広く見る診療科です。抗加齢医学に初めて接した時、「抗加齢医学は予防医学の総合診療だな」と思ったんです。
一度学会に参加してみたら、色々な診療科のことが学べるし、すごく面白くて、もっと勉強したいと思いました。自分は、狭い分野の専門医とかスペシャリストを目指すんじゃなくて、患者さんを総合的に診ることができる医者になりたいと思っていましたので。

サプリメントについて学んでいった経緯とは

なるほど、研究熱心な中島先生らしいスタートだと思います。
その後サプリメントのことはどのように学ばれたのですか?

中島先生

当時の学会理事長の吉川敏一先生が、ビタミンやミネラル、抗酸化について本をお書きになっていたので、まずはそれを読んで勉強しました。栄養について学ぼうとすると、やはりビタミン、ミネラル、抗酸化の3つが中心になってきますよね。

そんな中、抗加齢医学会の田村さんの講演でヘルシーパスを知り、サプリメントのラベルの見方などを学ばせてもらう機会がありました。その後、会社に問い合わせをしましたところ、ヘルシーパスのスタッフである清水さんが一生懸命相談に乗ってくださり、僕がクリニックを日本抗加齢医学会の認定施設にしたいと話したら、抗加齢医学を実践している先生方が集まる北海道の夏合宿に誘ってくださったんです。その合宿で知り合った先生方は、志を同じくする素晴らしい先生ばかりで、それがきっかけでヘルシーパスとのお付き合いが始まりました。最初の頃は、自由診療や栄養療法の色んなセミナーに参加して勉強しました。栄養療法関係のサプリメントの会社も色々あるので最初は違いが分からず、どの栄養素が何ミリ入っているのか、それで価格はいくらかなどの比較表をつくったりもしましたよ。でも最終的には、会社の雰囲気と信頼性の面から、ヘルシーパスのサプリメントに落ち着きました。青い鳥には最初に出会っていたんですね(笑)。

導入にあたってのスタッフさんの反応は?

中島先生自らが積極的に調べに行かれる中で、ヘルシーパスを見つけてくださったわけですね。
サプリメントを使いたいという話を先生がクリニックでされたときは、スタッフの方の反応はどうでしたか?

中島先生

僕のクリニックの場合は、特に問題はありませんでした。僕が抗加齢医学を勉強するだけでなく、看護師長にも抗加齢医学会認定指導士を目指してもらい、サプリメント関係のセミナーにも参加してもらっていたので、サプリメントの導入もスムーズに行きました。接遇の勉強もしてもらいましたね。

「はい、よろこんで!」という感じで、スタッフの皆さんにすんなりと受け入れてもらえたということですか?

中島先生

そうですね、多分(笑)。そうなるためには、スタッフの向上心を引き出すことが大事だと思います。まずは、楽しそうだし、役に立つということを分かってもらう。
たとえば、うちのクリニックでは、セミナーに参加した看護師長が他のスタッフにも学んできたことを伝えてくれるんです。サプリメントを診療に導入しようとなったときも、自分たちで患者さん向けに冊子やポップを作ったり、待合室にサンプルを置いておいてくれたり、クリニックで売りやすくする工夫をしてくれたほどです。

もうすでにチームビルディングや体制が出来上がっていたわけですね。

中島先生

自由診療を導入すると、スタッフが面倒くさがってついてこないことも多いという話はよく聞きますが、うちはそうではなくて良かったと思います。普通は保険診療だけをしていたいという看護師さんも多いのですかね。

割合的には、そういう悩みを持つところが多いと感じますね。中島先生のクリニックは、向上心があって協力的なスタッフの採用に成功しているということだと思います。

中島先生

うちでは、正看護師には全員、抗加齢医学会に入会して認定指導士を目指してもらうようにしています。幸いに僕は学習意欲があるスタッフに恵まれ、うちの看護師は全員、日本抗加齢医学会の認定指導士であり、最近、日本健康医学士協会(りんご教室)の健康医学士の資格も取得しました。もちろん資格を取ったら待遇も上がるので、そのモチベーションも大事だと思います。
勉強会はどうしても勤務時間外になってきますよね。だから最初はみんな乗り気なのかどうか分からなくて、僕からはあまり声をかけにくかったんですが、看護師同士で時間を作って自主的に勉強をしてくれているんです。

最近は働き方改革とか、時間外労働への拒否反応なんかをよく耳にするなかで、中島先生のところは素晴らしい環境ですね。僕も先生のクリニックのスタッフさんには素敵な方ばかりな印象を持っていたので納得です。

中島先生

もしスタッフの方の教育に困っている先生方が多いなら、セミナーをやってあげたらいいんじゃないでしょうか。抗加齢医学やサプリメントの知識だけではなく、自由診療や接遇を含めて。ヘルシーパスで開催して資格がとれるようにしたらどうでしょうか?僕も講師として協力しますよ(笑)。

中島こうやクリニック 理事長 中島 孝哉 先生インタビュー

確かに。それはぜひ考えさせてください!

中島先生

お願いします。役立てたいと考える方々が、きっと多くいらっしゃると思います。
自由診療はお金がかかるからこそ、それだけ患者さんの満足度を得られるような対応をしないといけないと、僕は思っています。そのためには、スタッフの理解と協力は必要不可欠ですね。

もしもサプリメントに出会っていなかったとしたら

先生は抗加齢医学を学び、現在は当社のサプリメントも上手く診療に活用してくださっていますが、もし栄養療法やサプリメント、抗加齢医学に出会っていなかったら、どうなっていたと思いますか?

中島先生

仕事が楽しくなくなっていたと思います。学びがないと世界が広がらないし、それはつまらないです。人間のからだや栄養の新しい側面を学んだり、知識を増やすことは楽しいし、それが患者さんにも役立てられるのだから、それは双方にとって喜ばしいことですよね。栄養療法や抗加齢医学に出会っていなければ、僕にとっても患者さんにとっても、今より良くないことになっていたんじゃないでしょうか。

「仕事が楽しくなかった」というのはすごいですね。それじゃあ今は楽しんでおられるということですね?

中島先生

そうですね。「楽しむ」といえば、今もサプリメントの研究をしていますが、やはり僕は診療ばかりするよりも、研究を両立してやっていくことにやりがいを感じています。そこに、新しい発見や真実に繋がるような感覚があるからです。

印象に残っている患者さんのエピソードについて

「臨床と研究の両立」をモットーに掲げる中島先生らしいお言葉ですね。さすがです。
サプリメントを活用して診療する中で、印象に残っている患者さんやエピソードはありますか?

中島先生

うーん、それは少し難しい質問ですね。実は、このインタビューにはあまり乗り気ではなかったんです。初めに言いましたように、効果ばかりを強調するような1例報告の体験談はしたくないなと思っていました。というのは、10例の効果の背後には90例の効果がない症例が隠れている可能性があるからです。また、サプリメントは、症状の改善だけを求めて使用するわけではなく、予防やアンチエイジング目的に使用する場合も多いので、症状の改善が実感できなくても、体には良い影響を与えている可能性があるからです。だから、何かしらの症状が良くなるということだけにフォーカスしてここでお伝えすることはできないな、と思います。

分かりました。真摯な中島先生らしいご回答をありがとうございます。

印象に残っているサプリメントについて

中島先生

でも、「印象に残った患者さん」は無理だけど、「印象に残ったサプリメント」ならお答えできますよ。ヘルシーパスのご協力を得て臨床試験をした『オメガ3系脂肪酸プラス』と、『グアガム』という水溶性食物繊維です。

サプリメントを使う目的は、栄養不足を解消してQOLを改善することと、アンチエイジング(健康長寿)目的の二つがあると思うんですが、僕は、QOL改善にはマルチビタミン&ミネラルを軸にして、もっと加えたい場合はビタミンCやビタミンD、鉄などを追加しています。一方で、アンチエイジング目的にはオメガ3系脂肪酸とグアーガム(水溶性食物繊維)を推奨しています。

ヘルシーパスのサプリメントを用いた臨床試験では、オメガ3系脂肪酸のサプリメントを4ヶ月飲んでもらうと、血管内機能が高まり、血管の老化の予防に繋がることが分かりました。単独で摂取して効果があるだけでなく、スタチンに上乗せしてもスタチンによる血管内皮機能改善効果がさらに高まりました。また、オメガ6系脂肪酸は、どちらかというと悪いと考えられている脂肪酸ですが、オメガ6系脂肪酸に含まれるγ-リノレン酸を、オメガ3系脂肪酸と合わせて摂るとより効率的であるということを、ヘルシーパスと共同で比較検証して、確認がとれたんです。

そうですね。γ-リノレン酸は、オメガ3系脂肪酸を沢山摂っている場合、良い効果を発揮することが分かりました。理屈上そうであったことを、中島先生と実際に確認することができましたね。

中島先生

また、青魚に含まれるオメガ3系脂肪酸をどれくらい摂取した方がいいかは、オメガ3系脂肪酸であるEPAとオメガ6系脂肪酸であるアラキドン酸の比率(EPA/AA比)が参考になりますが、日本人ではそれが0.7程度あれば良いとされています。この比率が低いと動脈硬化のリスクが高くなってしまうんです。ヘルシーパスの協力のもと、EPA/AA比を0.1上げるためには、EPAを235ミリグラム摂れば良いことを明確にできたことで、アンチエイジングドックで、患者さんに適切なサプリメントを提供できるようになりました。

ひとつ面白いことがあって、代謝経路を平面的にしか見ていないと、単純に「これを摂ったら、次はこの代謝物質の数値が上がるだろう」と考えがちなのですが、実はからだの中には色んな制御機能があるので、何かが大量に体内に入ってくると、それを減らそうとする働きが生まれます。

オメガ3系脂肪酸の代謝経路では、α-リノレン酸がEPAに変化して、EPAがDHAになるという流れなので、EPAを摂るとDHAが増えるだろうと考えがちですが、実はDHAは逆に低下するのです。EPAを摂るとオメガ3系代謝の律速酵素であるΔ6デサチュラーゼの活性が低下し、Δ6デサチュラーゼはEPAをDHAに変換する酵素でもあるため、DHAが逆に出来なくなってしまいます。つまり、EPAは摂りすぎると、結果的に血中のDHAを減らしてしまうのです。なので、もしDHAを増やしたいのであれば、EPAとDHAどちらも入っているサプリメントを摂る必要がありますね。このことも、実際に試験を行うことによって確かめることができました。

さらにもうひとつ、腸内細菌についても面白いことが分かりました。腸内環境を良くするためには、プロバイオティクスという善玉菌自体を増やす方法と、善玉菌の餌になるプレバイオティクスを増やす方法の二種類あって、サプリメントもその両方があるんですが、後者の方が効果的だという論文が多かったんです。そこで僕は、ヘルシーパスが販売している『グアガム』でも検証してみることにしました。糖尿病の患者さんにグアーガムを摂取してもらうと腸内細菌がどう変化をするのか、そしてそれが糖尿病のコントロールや動脈硬化やコレステロール値にどのような影響を与えているのか検証したところ、グアーガムがアッカーマンシアという腸内細菌を増やし、超悪玉コレステロールであるsmall dense LDLコレステロールを低下させ、血管内皮機能を改善させ、実際に糖尿病のコントロールを改善させたことを明らかにできたんです。

そういうわけで、僕の印象に残ったサプリメントには、実際に臨床試験を行うことによって効果を証明することができた『オメガ3系脂肪酸プラス』と『グアガム』を挙げたいと思います。

自分でも検証して、エビデンスをもとに患者さんに届けたい

中島先生は、統計学的に効果があったと言えるかどうかを検証している。まさに科学者ですね。

中島先生

エビデンスは最初は小さな気づきから始まります。小さな気づきが大きなエビデンスにつながって行くように、僕たち臨床医はそれを大切にして検証していく姿勢が重要だと思います。僕もそのような姿勢で、臨床に関わっていきたいと考えています。

私もインタビューに来る前に、先生の講演スライドを拝見したのですが、自分の手で徹底的に確かめるのが中島先生流だなと実感しましたよ。「この成分は自信をもって患者さんに勧められる」というのがはっきりと分かってから導入されているという印象ですね。

中島先生

その通りです。

サプリメントに対して、疑問や何か思うことはありますか?

中島先生

まず、僕がアンチエイジングのためにみんなに勧めるサプリメントとしては、食物繊維とオメガ3系脂肪酸、ビタミンDの3つがあって、それにプラスして、パフォーマンスを上げるためにはマルチビタミン・ミネラルが大事だと考えています。最近、食物繊維はメタボリックシンドロームや動脈硬化を予防するだけでなく、骨や筋肉を強くし、メンタルも改善してくれるということも判明しました。本当に万能に近いと言える存在だと思うんですが、その一方で本当にアンチエイジングにとって摂取したほうが良いのかどうか気になるサプリメントもあります。抗酸化のサプリメントは、アメとムチで言うと、アメに当たるものだと思っていて、ある意味では、体内にもともと備わっている抗酸化作用を甘やかしてしまう面もありますよね。それが良いことなのか悪いことなのか、どうなんだろうって僕自身が疑問に思ってしまうので、アンチエイジング目的にはあまり自信を持って抗酸化サプリをお勧めできないんですよね。

確かにそういった面もあるので、悩ましいですね。抗酸化のサプリメントについて言えば、体内の抗酸化酵素系を怠けさせるのも良くないだろうということで、私はサプリメントを摂っておくと同時に、定期的に激しい運動をして活性酸素を体内に発生させることが重要だと思います。あとは、活性酸素の中には、消去できる酵素が体内に存在しないものもあるので、それを消すのに必要なビタミンCなどは摂っておくべきですね。

中島先生

なるほど、運動はやはり必要ですね。あとは多くの人が悩まれている不妊とか、精力減退とか、そういった特定の目的には抗酸化サプリメントを勧めていますよ。
そういえば以前、副腎機能低下症の一歩手前くらいの慢性疲労の患者さんに、保険診療でビタミンCを処方したところ、それだけで元気になるということがありました。実は、副腎皮質機能障害というのが、ビタミンCの保険適応病名としてきちんと表記されているんですが、そのときは、僕が思った以上に効果があり、驚きました。

昔よりも、ビタミンCが足りない方の数が増えているのもあると思います。欠乏しているところを補うと、期待以上の大きな効果をもたらしてくれることがありますね。

患者さんへのサプリメントのすすめ方について

患者さんにサプリメントをお勧めされるときはどのようにしていますか?スムーズに購入してもらえるものでしょうか?

中島先生

サプリメントはお金のかかるものではありますし、患者さんの生活も考慮する必要はありますね。もちろん、お金に余裕のある方には買っていただきたいですが、お金の使い道は人それぞれなので、趣味や旅行に使うほうがむしろ健康に良いという場合もあり、無理に勧めることはしません。
明らかに栄養が不足している人や、薬よりもサプリメントが適切な患者さん、さらなる健康を求めている人にはお勧めするのですが、なるべく保険診療でどうにかしようとは思っています。

中島先生のところは、すでに信頼関係ができている患者さんが栄養不足の場合などに、サプリメントをお勧めするというケースが多いんですね。一方で、予防医学や抗加齢医療に興味があって来院される方に関しては、どちらかと言えば、早く良いサプリメントを教えてほしいというくらいですよね、きっと。

中島先生

そうです。

その2パターンに当てはまらない患者さんには、なるべく保険診療という方針なのですね。

中島先生

サプリメントを売れば、一応利益にはなるけれど、それで本当に患者さんのためになるのかということの方が大事な問題ですから。

そうですね、その通りだと思います。中島先生の場合は、診療の中で必要な方にはきちんとお勧めされているということなので、それ以外の方に無理に推奨する必要は全くないと、私も思います。それが王道ですね。
でもそうは言いつつ、先生のクリニックは、待合室にサプリメントを置いてくださっていたり、栄養に関するポスターが貼ってあったりしますよね。あれはどうしてですか?

中島先生

あれを見て、気になって尋ねてくる方もおられるので、必要としている人に自然に売りやすいようにそうしています。

患者さんに気づかれるための工夫はしつつ、関心のない人に無理強いすることはしないというスタンスですね。
抗加齢医学会の認定施設ということで、興味を持たれて来院される患者さんはいらっしゃいますか?

中島先生

認定施設だからかどうかは分からないですが、クリニックのホームページを見て自由診療に来られる方はけっこういますよ。最近は、遅延型食物アレルギーの検査と、小腸内細菌増殖症(SIBO)の検査を目的にいらっしゃる方が多いですね。あとは、ホルモン補充療法。でも、ホームページを見てサプリメントを買いに来る人はいないですね(笑)。

中島こうやクリニック 理事長 中島 孝哉 先生インタビュー

なるほど。ホームページをチェックして来られる方は、検査目的の方が多いんですね。

中島先生

有名スポーツ選手がやっていたからという理由で、検査をしに来る人もいますよ。あと、スポーツ界では、ドーピングにならない認証付きのサプリメントは有難がられます。

そうですね。スポーツ選手にとって、からだのパフォーマンスを上げることは選手生命にも関わる重要なことですし、なにより怪我が減るとよく聞きますね。

これからのヘルシーパスに対して、期待すること

最後になりますが、当社ヘルシーパスの印象についてお伺いできますか?

中島先生

ちょっと厳しいことを言ってしまいますが、最初の頃はヘルシーパスの社員の皆さんもまだ知らないことが多く何でも吸収しようという勉強熱心な姿勢があったと思うのですが、今はある程度知識も増えて、業界に慣れたぶん、知っているつもりになって、その姿勢がなくなってきているように見えて、それが少し気になります。

至らぬところがあり、申し訳ありません。

中島先生

僕は、科学者も医師も、「自分が知らない」ということを知ることが一番重要だと思っています。サプリメント業界も同じだと思います。
自分たちが知っていることが100%と思ってしまうと、吟味や検証がおろそかなまま、それを正しい情報だと思い込んでしまうことが増えるでしょう。インターネットが浸透した現在では、フェイクニュースだけでなく、フェイク医学常識が拡散してしまう恐れがあります。だから僕は、自分が100%正しいと思っているような人の言うことは信用しないようにしています。できるだけ論文で確認をし、できれば自分の手で臨床試験を行うようにしています。ヘルシーパスの皆さんにも、いつもそういう姿勢でいてほしいと思うんです。

改めて、そういう姿勢を意識して、邁進して参ろうと思います。

中島先生

よろしくお願いします。製薬会社の方でも、僕が一番信用できるのは、自社に都合の良い情報だけを伝えるのではなく、根拠となる文献を持ってきてくれる人なんです。そういう意味で、新しいサプリメントが開発されるときにも、基礎データが載った文献を持ってきていただけたら、より信頼できるので嬉しいです。たとえば最近だと、ヘルシーパスから出ている『メモリードライブ』、『スマートコリンW』の有効成分などについて、効果の根拠となるデータや論文をぜひ持ってきていただきたいですね。

はい。お届けできていない論文があるようでしたら、きちんと持って行かせるようにします。

中島先生

どこにどう働いているのか、そのおおもとのところを大事にしていきたいと思っています。その方が、患者さんにも説明がしやすく、自信をもってお勧めしやすいので。

分かりました。ご指摘ありがとうございます。きちんと社内に伝えておきますね。

中島先生

いえいえ。ヘルシーパスの皆さんは随分と詳しくなられたと思っていますので、これからも慢心なくぜひ続けていただきたいと思ったまでです。

ありがとうございます。18年やってきた中で、色んな先生から質問されるたびに、答えられるように沢山調べますから、それで段々と情報が蓄積されてきました。でも私たちとしても、当然学ぶ姿勢は大事にしていきたいと思っています。

中島先生

僕にとって、サプリメントを選ぶ基準は信頼性です。それは会社自体の信頼性でもあり、社長や社員の皆さんの信頼性でもあります。その基準で、ヘルシーパスさんはとても信頼できると思っているので、サプリメントを選ばせていただいています。

ありがとうございます。引き続き、何卒よろしくお願いいたします!
中島先生、本日はありがとうございました!

中島先生

はい。ありがとうございました。

中島こうやクリニック 院長<br>中島 孝哉 先生
中島こうやクリニック 院長
中島 孝哉 先生
中島こうやクリニックのWEBサイトはこちら >

医学博士
九州大学医学部卒業

<資格>
日本内科学会認定 総合内科専門医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本肝臓学会認定 肝臓専門医
日本感染症学会認定 感染症専門医
日本抗加齢医学会認定 日本抗加齢医学会専門医
日本臨床栄養協会認定 サプリメントアドバイザー
ACT Japan認定 キレーション治療認定医