開催終了

こんなに治る?!認知症 患者さんやご家族が幸せになる薬剤管理のポイント
現在、日本における認知症患者数は増加の一途を辿っており、2025年には65歳以上の約5人に1人が認知症になると予想されています。当社ヘルシーパスのお客様の中にも、日々認知症診療に携わっておいでの先生方が多くいらっしゃると思います。また、ご家族が認知症で、何とか力になりたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
認知症の予防が最重要であることは言うまでもありませんが、進行してしまった場合の治療はどう対応すべきでしょうか。
日本神経学会監修による『認知症疾患診療ガイドライン2017』1)には、薬物療法の手順や注意点が記載されていますが、その実践には医師一人ひとりの工夫と検討が求められます。治療が期待どおりに効果を発揮しないといった経験をお持ちの先生方もいらっしゃるかもしれません。
井上慶子先生は、「認知症のタイプに応じた適切な薬剤選択と、定期的な評価、投与量の調整を丁寧に行うことで、治療の効果が目に見える形で現れてくる」とおっしゃいます。治療の要となるのは、「きめ細やかな薬剤管理」です。また、服薬管理は医師一人で完結するものではなく、患者さんのご家族や介護スタッフとの連携も重要です。井上先生は、患者さんご本人のみならず、介護者の心身の健康にも目を向け、在宅での認知症治療に力を注いでおられます。
今回のセミナーでは、認知症の薬剤管理のコツを中心に、関係者との連携についてもお話しいただきます。明日からの診療に役立つヒントが得られることでしょう。ぜひご参加ください。
<参考文献>
1. 認知症疾患診療ガイドライン作成委員会. 認知症疾患診療ガイドライン2017. 日本神経学会監修, 医学書院.

井上 慶子 先生
医療法人愛成会 理事長
また、訪問診療に携わり10年以上が経過、その魅力と奥深さを年々感じている。患者が生活の場で歩き、食べ、会話できるようになる姿を目の当たりにすることは非常に感動的である。良くなっていく過程や、最期を家族や職員に見守られながら迎える瞬間に立ち会うことも多く、涙を流すこともある。その中で、私たちがどのように関われば、患者にとって素晴らしい人生のストーリーを作ることができるのかを常に考えながら診療にあたっている。
日 時 | 2025年1月20日(月)19:00~20:30(終了予定) |
---|---|
会 場 | 本セミナーはオンライン開催(LIVE配信)とさせていただきます。 (※視聴方法につきましては、お申し込み後、別途ご案内いたします) |
対 象 | 医師・歯科医師・医療スタッフ ※セミナー後のテキスト等の販売は医師・歯科医師のみに限定させていただいております。 |
参加費 | 無料 |
必要なもの | ・Zoomをインストールしたパソコン・タブレット・スマートフォン ・セミナーに参加できるネット環境(通信料はご負担願います) |
---|---|
Zoomの ご案内 |
Zoomとは、アプリのインストールにより、テレビ会議が出来るシステムです。 パソコン、スマートフォン、タブレットなどで、誰もが無料でこのシステムを利用可能です。 IDやパスワードは、後日お知らせします。 |
推奨環境 | パソコン(Windows・Mac)での視聴を推奨します。ガラケーではご参加いただけません。 |
注意事項 | 録画録音、途中退出(体調がすぐれない場合は除きます)はご遠慮ください。 |
当日視聴者 | 222 名 |
---|---|
アンケート回答数 | 81 名 |
セミナー満足度 | 4.85点(5点満点) |
- 認知症のための薬でさらに症状が悪化してしまうこと、栄養状態で症状が改善することなど興味深く勉強させていただきました。
私は皮膚科、美容皮膚科ですので、直接認知症の方を治療はしませんが、予防していただくことは皮膚科、美容皮膚科でも大事なことですので、本当に勉強になりました。ありがとうございました。
(医師 K先生) - 東戸塚にて訪問歯科診療に携わっております。
今回のセミナーで認知症患者様(神経難病含む)の全身状況をみて判断し、薬からアプローチ(栄養も含めて)していく井上先生の診療内容を拝見し驚きと共に治療への熱意に感動いたしました。歯科側からはよく摂食嚥下への依頼でこのような場面に多く携わるのですが、歯科だけでは限界である事が多く医科歯科連携の重要性をひしひしと感じております。
多種職連携は非常に難しい課題だと思いますが、少しでも患者様およびご家族様が納得する終末を迎える事が出来る様、努力していきたいと思いました。
このようなセミナーを開催してくださりありがとうございました。
(歯科医師 H先生) - 実際のケースをたくさん取り上げてくださり、非常に素晴らしい学びを得ました。
お写真提示により、表情の変化が物語る生命力、気力の観点をリアルに感じました。
諦めてはいけない高齢者医療、介護、予防医療、その全てに光を感じました。
本日はありがとうございました
(医療機関にお勤めのスタッフ M様) - そもそもなんですが、認知症にならないようにいまからやらなければならない・・ということが、一番ぐっときました。歯科医師でくすりのことがわからなかったのですが、医科歯科連携のためにも勉強しないと話ができないなと強くおもいました。先生の歯がきれいなので、お口のケアもしっかりしているのだろうと拝見いたしました。
歯科医師は、認知症(アルツハイマー型をとくに)の予防として口腔ケア(歯周病菌コントロール)を日々しておりますので、そっちの方からのアプローチをしていこうとおもいました。大変勉強になりました。ありがとうございました。このようなセミナーを無料で開催してくださり、本当にありがとうございます。毎回セミナー楽しみです。
(歯科医師 O先生) - 私は歯科医師です。先日、認知症で10年以上経過していた母が老衰(ということ)で88歳で亡くなりました。死の4ヶ月前より食事を摂らなくなり血液検査をするとCRPが上昇していたため入院し、いろいろと調べましたが最後まで原因は分かりませんでした。何種類もの抗生剤を投与され、最期の方では耳下腺炎(自分が気付きました)を発症し、その時はMRSAも伴っていました。
レミニールに始まり、暴言を吐くようになれば抑肝散やリスパダールを処方され、、、途中より施設に入所しましたが、可能な限り通って自分が口腔ケアを続けました。コロナによる面会制限で久しぶりに会うと、明らかに覇気のない状態になっていても漫然と変わらぬ処方。歯科医師である私でさえ疑問を持ち、不必要そうな薬は止めていただきました。しかし、それ以外はどうにもできませんでした。
認知症以外は全く既往のない母だったので、先生のような方に診ていただいていたら、今はどうだったのかな?まだ生きているのでは?、、、と、つくづく感じました。
このような経緯もあり、本日の貴重なご講演、大変興味深く聴かせていただきました、ありがとうございました。
(歯科医師 Y先生) - 薬の副作用で元気がないとか、血圧下げすぎとか思っている患者さんがいるのですが、歯科医師から医師へ薬を減らして欲しいとはなかなか言えないです。
やっぱりそうなんだという感想ですが、患者さんにも働きかけて薬を減らすようにしてもらえるか、やってみます。
(歯科医師 O先生) - 認知症の薬剤の対処でここまで患者さんに変化が現れるのを見せていただきありがとうございます。
小さな変化を見逃さず、対処の仕方次第で本人や周囲の方の苦痛が取り除くことができるのだととても勉強にになりました。
(医療機関にお勤めのスタッフ T様) - 入院して退院後は施設に移行、そのため薬もそのままです。
今回の話を聞いて思い当たる患者さんが何人もいらっしゃいます。薬の勉強をして改善できる手伝いをしていきたいと思います。
(歯科医師 N先生) - 小児科医ですが、現在母が認知症になりつつあり、興味深く視聴いたしました。
素敵な笑顔の先生にとても癒され、私も先生ようにあきらめずに楽しく接していきたいと強く感じました。ありがとうございました。
(医師 Y先生) - 薬剤の効果を実際に説明して下さって認知症の方の困り事を解決されている事に感動しました。
施設に訪問する身で施設職員や私達の疑問や困ったを改善してくれる先生がもっともっと増えてくれたら患者さん自身の人生がハッピーになる職員も介護が楽になると医療従事者の知識を広がって欲しいと願います
ありがとうございました。
(医療機関にお勤めのスタッフ N様) - 処方薬の調整で、これだけADLが変わるのかと驚きました。さっそく患者さんの処方を見直してみたいと思います。
(医師 Y先生) - 歯科訪問診療においてとても役立つ内容でした。
投薬されている薬の見直しを行いたいと思います。
(歯科医師 T先生) - 認知症の薬の投与についてよくわかった。
(医師 K先生) - 薬の量の調整による変化に驚きました
(歯科医師 H先生) - 認知症治療はある面薬害です。元気な笑顔で食事が出来る姿を見て感激しました。
(歯科医師 I先生) - 丁寧な診察、薬の匙加減が大切ですね。
(医師 Y先生) - 薬剤によってこんなに変わるんだと改めて実感しました。先生のような方に診察していただける方は幸せですね。
(医療機関にお勤めのスタッフ S様) - 投薬でこんなにも変わるんですね、目から鱗でした
(歯科医師 A先生) - 薬の使い方,切り方が,わかりやすかったです。
(医師 N先生) - 内容は驚きと希望に満ちてとてもハートフルでした。が
薬の名前が難しかったです。
(医療機関にお勤めのスタッフ K様) - 素晴らしい講演に感動しました。また投薬によって、かえって病態が悪くなってしまう方が多いのではと危惧しました。
(歯科医師 K先生) - 薬をやめたり、変えることで、認知症の症状の改善が劇的に起こることがあるという現実に納得しました。
認知症予防の王道は、40代50代からの食事、栄養改善、運動などとおっしゃられた先生の言葉に同感です。歯科医ですが、栄養のことなどを患者さんに話ができるようにさらに取り組んでいきます。ありがとうございました。
(歯科医師 H先生) - 認知症が減薬することでよくなるという本をちょうど読んでいたので、先生も同様に薬を調整することで表情や動きがこんなにも変わるのかと感動いたしました。
自分の祖母も穏やかですが受け答えが乏しいので、先生のような方に診ていただきたいと思いました。
(歯科医師 T先生) - とても為になるお話ありがとうございました!
薬剤でそんなにも変わることに驚きでした。診療科が違っても知っておくべきだなと思いました。
(医師 T先生) - 易怒性があれば抑肝散、物忘れが酷ければレミニール、メマリーをどんどん増量といった感じで動けなくなる方を沢山みてきたので、いかにその方にあった薬を微調整していく事が大切かスライドを用いての説明で良くわかりました。
(医療機関にお勤めのスタッフ U様) - 井上先生の症例がわかりやすく、患者様の表情が良くなっている事に驚きました。しかし、適正ではない薬の処方が怖いと改めて感じました。
井上先生のように患者様思いで、モニタリングをきっちり行っていただける先生が増えて欲しいものです。
素晴らしい先生を講師にお招き下さり本当にありがとうございました。
(医療機関にお勤めのスタッフ T様) - お薬の使い方でこうも違うのかと思いました。
(医療機関にお勤めのスタッフ H様) - 内服薬の過剰が症状の原因になっていた事に驚きました。
また、ご本人と介護者にとって、どの状態が過ごしやすいのか考える事が大切だと学びました。ありがとうございました。
(医療機関にお勤めのスタッフ H様) - 精神科で使われる薬剤に関しては全くといっていいほど知識が無く、話のペースも非常に速かったため全てを理解することは難しかったのですが、それでも大事なことは分かりました。
また、井上先生のお人柄と患者さんに向かう姿勢が素晴らしく、楽しい時間を過ごすことができました。それから、質疑応答の中でリコード法の話が少し出ましたが、ちょうどブレデセン先生の本を読んでいる途中だったので、これも興味深かったです。
(歯科医師 N先生) - 認知症がここまで改善するのか!と感激しながら見てました。と同時に不適切な投薬によるパーキンソン症状の発現など、医師とのマッチングの重要性を改めて感じました。
(歯科医師 S先生) - 本日も貴重な講演ありがとうございました。
途中から見させていただきましたが、認知症薬の選択であんなにも改善することにびっくりでやはり医者任せ、薬任せではなく一人一人が賢くなる必要があるし、井上先生最後の締めくくりの言葉似合ったように40~50代の内から認知症にならないよう、病気にならない健康な身体を意識して今できることを生活の中で見つめ直す必要を改めて感じました。いつも貴重な学びの機会をありがとうございます。
(医療機関にお勤めのスタッフ I様) - 今までも医科歯科連携を行なってきましたが、今回のセミナーを聴講してさらに深めて行かなくてはと思いました。
(歯科医師 K先生) - 実例を交えたスライドで先生のお話も丁寧で内容もよく理解できました。
明日からの勤務では違う視点から患者さんを見ることができそうです。
(医療機関にお勤めのスタッフ N様) - 井上先生ありがとうございました。自分自身は認知症の治療というよりはその予防、啓蒙活動を診療の中で行なっているのですが、とても勉強になりました。
(医師 T先生) - 改善されている過程がみれてとても感動しました。
楽しく医療をされている先生のお話、とても素敵でした!
(医療機関にお勤めのスタッフ I様) - 認知症治療の上手くいく事例を沢山見られて楽しかったですし、何より可能性があってキラキラして見えました!
(医療機関にお勤めのスタッフ I様) - とても勉強になりました
あれほど患者さんを幸せにする治療があるというのを目の当たりにして、私もやってみたくなりました
(医師 M先生) - 実際の患者様の表情や体の様子がみれてよくわかった
(歯科医師 I先生) - 感動的な症例の数々、本当に驚きました。
(医療機関にお勤めのスタッフ M様) - 分かりやすかった。
認知症を診ることに大きな視点を頂いた
(医師 M先生) - 認知症に関してわかりやすく大変勉強になりました。
(医師 O先生) - 普段知らないことが知れて、大変勉強になりました。わかりやすくとても良かったです。
(医療機関にお勤めのスタッフ K様) - 何度聞いても井上先生の症例はおもしろいです
(医療機関にお勤めのスタッフ K様) - わかりやすく、改善症例が素晴らしい。
(医師 T先生) - 現場からの実践で、とても参考になりました。
(医師 Y先生) - 実践的でとても興味深い内容でした。
(医師 I先生) - 充実した内容で勉強になりました
(医療機関にお勤めのスタッフ T様) - 素晴らしい講演でした
(医師 N先生) - わかりやすくて勉強になりました
(歯科医師 H先生) - すごくよかったです
(医師 S先生) - 特に効果の際立った症例を紹介されていたと思います。私も同様の方法で診療をしていますが、講師の先生のやり方で何%の有効率であったかが知れればよかったです。
(医師 I先生) - 薬のコントロールにより、患者さんが元気になる症例に感動しました!
井上先生のような先生と連携して仕事ができたら最高です!
ぜひぜひ、講演活動、書籍の出版等で啓蒙していってください。
(歯科医師 K先生) - シーソーで考える、は実践していきます!
(医師 K先生)
2025年3月12日(水)

2025年2月19日(水)

睡眠研究の最前線



~すぎおかクリニック院長 杉岡 充爾先生をお迎えして~