ラテックスアレルギーとラテックス・フルーツ症候群とは?


医療機関で働いている方はゴム手袋を使用する頻度が高く、ゴム手袋に使用されているラテックスにアレルギーのある方もいらっしゃるようです。

ラテックスアレルギーはラテックスだけでなくその他の植物に対しても反応してしまうことがあるため注意が必要です。

今回は、「ラテックスアレルギー」について簡単にまとめたいと思います💡

ラテックスとは

ゴム植物の樹皮を傷をつけるとにじみ出る乳白色の粘性のある液体のことで、生ゴムの原料です。30~40パーセントのゴム質(炭化水素)の他にタンパク質無機物などを含みます。

また、合成ゴムでも各種ゴムを作る前のものを言います。

ラテックスアレルギーとラテックス・フルーツ症候群

ゴム製品に触れる事で起こるじんま疹、アナフィラキシーショック、喘息発作などの即時型アレルギー反応ラテックスアレルギーといいます。

そして、現在ではラテックスアレルギーと診断された患者さんのうち50~70%の方が、果物などの植物に対して交差反応を示すと推測されているようです。

交差反応とは?

即時型アレルギー反応は、ある抗原分子に特異的な抗体がくっつくことで起こりますが、抗体は抗原分子全体を認識しているのではなく、抗原分子表面の限られた構造部分を認識してくっつきます。

そのため、本当のアレルゲンとは異なる抗原であっても抗体が反応する部分が似た構造をしている場合には、抗体が抗原を区別できずに反応してしまう可能性があります。この現象を「交差反応」と呼びます。

ラテックスと交差反応を示しやすいものにはバナナやアボカドなどの果物があり、ラテックスアレルギーの方がそういった果物を食べてじんま疹やアナフェラキシーショックを起こしてしまうことを「ラテックス・フルーツ症候群」と呼びます。

また、果物だけでなく木や雑草の花粉、薬草に対する交差反応例も知られています。

交差反応性が疑われた食品

バナナ、アボカド、ポテト、トマト、キウイフルーツ、クリ、クルミ、パッションフルーツ、西洋ナシ、グレープフルーツ、マッシュルーム、ピーマン、マンゴー、パイナップル、セロリ、マスクメロン、リンゴ、パパイヤ、アーモンド、そば、イチジク、レタス、モモ、オレンジ、ピーナッツ、イチゴ、コショウ、からし、スイカ、タケノコ、ニンジン、ココナッツ、アプリコット、ビワ、ハッカ、大豆、サクランボ、ネクタリン など

交差反応性が疑われた木・雑草の花粉

ブタクサ、ヨモギ、チモシー、ケンタッキーブルーグラス など

ラテックスと交差反応性が報告された食品の種類は増加傾向にあるそうです。そのため、上記のリスト以外の植物性食品でもラテックスアレルギーの方は新しい食物を食べる場合には注意が必要です。

また、天然原料を使用しているサプリメントも交差反応を起こす場合があります。もしラテックスアレルギーの方が天然原料を配合したサプリメントを飲む場合には、できれば主治医の管理下で少量から飲み始め、異常が出ないかどうか確認することが大切です💡

そして、アレルゲンとなるたんぱく質がほとんど含まれていないような合成原料を使用しているサプリメントを選ぶことも選択肢のひとつです。

(さ)

・http://dmd.nihs.go.jp/latex/cross.html
・コトバンク
・日本ラテックスアレルギー研究会HP(http://www.latex.jp/latexallergy.html)

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