オリゴ糖ってどんなもの?


近年、腸内環境を整えることに注目が集まっており、腸内環境を整えるためにビフィズス菌や乳酸菌、オリゴ糖、食物繊維などを補給している方も多いですね smiley

さてその中で、皆さんはオリゴ糖とはどんなものなのかをご存知でしょうかquestion

今回は「オリゴ糖」について簡単にまとめたいと思いますbulb

 

●オリゴ糖って何?
糖には、単糖、2糖、オリゴ糖、多糖(デキストリン、デンプン、セルロース)などの種類があり、オリゴ糖は単糖が2個から10個程度結びついたもので少糖類とも言われていますが、明確な定義はありません。
一般的には3つ以上の糖が結びついたものをオリゴ糖と呼んでいる場合が多いようですsmile

オリゴ糖の作用(特長)としては、低う蝕性(虫歯になりにくい)低消化性(低エネルギー)整腸作用(腸内細菌を増やす)ミネラル(カルシウム、マグネシウム、鉄など)の吸収促進などが知られていますthumbsup

主なオリゴ糖は以下の通りですarrow_double_down

 

【イソマルトオリゴ糖】
グルコースを構成糖とするオリゴ糖であり、他の糖類に比べて熱や酸に強く発酵されにくいと言われている。
まろやかでコクのある甘味があり、甘味度はショ糖の約40~50%。
タンパク質、アミノ酸と一緒に加工すると褐変が起こりやすいが、水分保持力が高いためデンプンの老化防止効果にも優れている。
難消化性のオリゴ糖に比べると小腸内ではある程度消化されるが、デンプンに比べると消化されにくい

<含まれている食品の例>
蜂蜜、味噌、しょうゆ、酒 など

<期待される働き>
ビフィズス菌増殖作用、便秘改善、免疫機能アップ など

 

【フラクトオリゴ糖】
ショ糖にフルクトースが結合したオリゴ糖であり、甘味度はショ糖の約30~60%で砂糖に近いくせのないまろやかな甘さが特徴。
消化酵素によって消化されにくいため、体内に吸収されることもほとんどなく低カロリーである。
摂取しても血糖値を上昇させないので、インスリン分泌にもほとんど影響を与えない。

<含まれている食品の例>
アスパラガス、ニンニク、ゴボウ、タマネギ、バナナ、蜂蜜 など

<期待される働き>
ビフィズス菌増殖作用、便秘改善、ミネラルの吸収促進、中性脂肪値の低下作用 など

 

【ガラクトオリゴ糖】
ガラクトースを主成分とするオリゴ糖の総称。
熱や酸に強く、調理や保存中に壊れたり変化することが少ないため、さまざまな食品に広く利用されている。
甘味度はショ糖の約25~35%で、消化酵素によって消化されにくく低カロリー

<含まれている食品の例>
母乳、牛乳 など
※母乳の方が牛乳よりも含有量がはるかに多い

<期待される働き>
ビフィズス菌増殖作用、便秘改善、ミネラルの吸収促進 など

 

【キシロオリゴ糖】
キシロビオースを主要成分とするオリゴ糖で、自然界ではタケノやキノコなどに少量含まれている。
甘味度はショ糖の約25~40%であり、熱や酸に強く安定している
消化されにくく、他のオリゴ糖よりも少量の摂取で効果が得られると言われている。

<含まれている食品の例>
タケノコ、キノコ、トウモロコシ など

<期待される働き>
ビフィズス菌増殖作用、便秘改善 など

 

上記以外にもオリゴ糖には「乳果オリゴ糖」、「大豆オリゴ糖」、「ラフィノース」、「ゲンチオオリゴ糖」、「ニゲロオリゴ糖」など様々ありますが、今回は代表的な4種のオリゴ糖をご紹介しました。

オリゴ糖に期待される働きは主に腸内細菌(有用菌)がオリゴ糖を利用した際に産生する短鎖脂肪酸によるものですが、オリゴ糖を利用することで増殖した有用菌自身にも生理作用があると考えられていますsmiley

有用菌が産生する短鎖脂肪酸には酢酸酪酸などがあり、これらには、上皮細胞の増殖や粘液の分泌(バリア機能向上)、有害菌の増殖抑制、大腸の蠕動運動促進、大腸がん予防、アレルギー抑制、末梢組織のエネルギー源(ケトン体)などの働きがあると言われています。

ヨーグルトやサプリメントなどでビフィズス菌や乳酸菌などの有用菌を補給する場合には、エサとなるオリゴ糖も合わせて摂ると良さそうですねsparkles

※体に良いとされるオリゴ糖ですが、その多くは摂りすぎや体調によってお腹が緩くなることもあるためご注意ください。

20160830 オリゴ糖

(さ)

 

<参考>
・厚生労働省サイト e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-003.html
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/keywords/oligosaccharide
・国立健康栄養研究所サイト
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail30.html
・https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail12.html
・https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail28.html
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail19.html
・農畜産業振興機構サイト(https://sugar.alic.go.jp/japan/fromalic/fa_0707c.htm
・食品機能性の科学(㈱産業技術サービスセンター)
・昭和産業㈱サイト(http://www.showa-sangyo.co.jp/pro/glucose/products/isomalto01.html
・㈱明治フードマテリア サイト(https://www.meijifm.co.jp/products/material/oligo/meioligo/index.html
・日本オリゴ㈱サイト(http://www.nihon-oligo.co.jp/original3.html
・ヤクルト中央研究所サイト
http://institute.yakult.co.jp/dictionary/word_3130.php
http://institute.yakult.co.jp/dictionary/word_3163.php
・物産フードサイエンス㈱サイト(http://www.bfsci.co.jp/products/o_02/
・江崎グリコ㈱サイト(http://net.glico.jp/bifix/reports/reports_01.html