合成甘味料(人工甘味料)の問題点とは?


最近、スーパーやコンビニなどでは「甘さ控えめ」「カロリーゼロ」「砂糖不使用」などと書かれた商品を目にする機会が増えています。

こういった商品には合成甘味料(別名:人工甘味料)が使われていることが多いのですが、甘いのにカロリーがないなんて不思議ですよね?

今回は、合成甘味料について簡単にまとめたいと思います。

合成甘味料とは?

天然には存在せず、化学合成により作られる高甘味度甘味料のことです。低カロリー甘味料として使用され、食品添加物に指定されています。

合成甘味料の種類

以下、日本でよく使用されている合成甘味料を4種類ご紹介します。

サッカリン(甘味度:砂糖の200~700倍)

トルエンまたは無水フタル酸を原料として作られる

※トルエンは毒性が強く、サッカリンは発がん性があると言われ一度使用禁止となっています。

アスパルテーム(甘味度:砂糖の200倍)

アスパラギン酸とフェニルアラニンとメタノールが結合したもの

メタノールは劇物であり、体内でメタノールから作られるホルムアルデヒドには発がん性があります。

アセスルファムK(カリウム)(甘味度:砂糖の約200倍)

酢酸由来のジケテンと塩素安定剤(水泳用プールなどに使用)や酸やニトリルの洗浄用に使われるスルファミン酸、水に溶かすと硫酸になる三酸化硫黄から合成され、塩化メチレンを含む

塩化メチレンには発がん性があり、その他、長期摂取によって頭痛、抑うつ、吐き気、精神錯乱、肝臓や腎臓への影響、視覚障害などの可能性も心配されています。

スクラロース(甘味度:砂糖の約600倍)

殺虫剤開発中に偶然発見された、ショ糖の水酸基を塩素に置き換えたハロゲン誘導体

スクラロースを加熱すると毒性の強い塩素ガスを発生させます。

合成甘味料の問題点

①本当に安全なのか?

日本で使用されている合成甘味料は、国が定めた指定食品添加物であるため安全だと考えられています。

一方で、合成甘味料は自然界には存在しない化学合成物質であり、動物実験では異常が観察されているものもあるため危険である、という科学者も多くいます。

過去には、「チクロ」や「ズルチン」などの安全だと言われていた合成甘味料で発がん性があるとして使用禁止になったことがあります。現在使用されている合成甘味料も、さらに危険性が確認された場合は使用禁止になる可能性もあります。

②本当に太らないのか?

人工甘味料が使われている商品は、砂糖を使用した商品よりも血糖値を上げずカロリーが少ないのは確かですが、実は空腹感が増して食べ過ぎたり、甘味中毒になることで結局肥満になると言った副作用が報告されています。

例えば、人工甘味料は糖質(カロリー)を含まず血糖値は上昇しないにもかかわらずインスリンを分泌させるため、その状態が長く続くとインスリン分泌能が低下して2型糖尿病へとつながる可能性が指摘されています😣

実際に、人工甘味料を使用したダイエットソーダを1週間に500ml飲んだ人たちは、カロリーのある糖類使用の飲み物を同量飲んだ人たちよりも糖尿病のリスクが15%も高いことが報告されています。

さらに、人工甘味料は砂糖の何百倍もの甘さがあるため、人工甘味料を日常的に摂取していると甘味に対する味覚が鈍ってきます👅

甘味のセンサーは舌だけでなく胃や腸、すい臓にもあることが分かっており、特に胃にある甘味センサーが甘味を感知するとグレリンという成長ホルモン分泌や脂肪の増加、体重増加に関わるホルモンが分泌され、満腹考えられず食欲が増してしまうと言われています。

この人工甘味料の甘味には、麻薬や覚せい剤、アルコールなどと同じような依存性があり、摂れば摂るほどますますほしくなってしまう恐ろしいものです。

加工食品や清涼飲料水などの原材料を見てみると、多くのものに合成甘味料が使用されていますよく使われているから安心・安全ではないかもしれないですね。

人工甘味料でなければ安全か?

人工甘味料以外なら安全かと言えばそうでもありません。

清涼飲料水やドリンク剤などに使用される「果糖ブドウ糖液糖」や「ブドウ糖果糖液糖」などの高フルクトースコーンシロップ(異性化糖)と呼ばれる天然甘味料も要注意です。

異性化糖に大量に含まれる果糖は、血糖値は上げませんが(血糖値は血中のブドウ糖量を測るものなので)、肝臓で中性脂肪などに変換されて蓄積されるほか、脂質異常症を引き起こすことが分かっています。

また、果糖は人工甘味料のように満腹感を感じにくいため、食べ過ぎの原因になるとも考えられます。

※加工食品や清涼飲料水に含まれる果糖は大量に一気に摂取してしまう可能性がありますが、果物や野菜に含まれる果糖は食物繊維などの作用でゆっくり吸収されます🍎🍊🍓🍇さらに、ビタミンやミネラルなどの栄養素を補給できるメリットもあります。

まとめ

カロリーを気にするよりも、何が入っているのか質を気にした方がよさそうですね。飲み物を買うなら水かお茶、甘いものが欲しければ、パッケージの成分表をよく見て選ぶのがお勧めです。

(さ)

・独立行政法人農畜産業振興機構のホームページ
・日本栄養士会のホームページ
・横浜市衛生研究所のホームページ
・カロリーゼロにだまされるな(著:大西睦子、ダイヤモンド社)

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