2月9日は肉の日!


本日2月9日は語呂合わせで「2(に)9(く)の日」とも言われています。

肉の日にちなんで、今回は「お肉」について紹介します🍖🍴

お肉に含まれるタンパク質

お肉に豊富な栄養素といえば「タンパク質」ですが、英語では「プロテイン」といい、ギリシャ語で「第一のもの」が語源となっています!
タンパク質はアミノ酸が多数結合した高分子化合物で、筋肉や臓器など体を構成する要素として必要不可欠な栄養素です。

また、アミノ酸の組み合わせや種類、量などの違いによって形状や働きが異なり、酵素やホルモン、免疫物質としてさまざまな機能を担っています!
タンパク質が不足すると、筋力・免疫機能の低下となり病気にかかりやすくなります🤧😷
特に、高齢者は、肉や魚の摂取量が少なくなり、タンパク質不足になりがちなので、フレイル(サルコペニアを含む)のリスクが高まります💦
※フレイルについてはこちらをご覧ください。

お肉に含まれる脂肪

「お肉に含まれる脂肪が気になる」という方も多いと思いますが、お肉の脂肪は部位やちょっとした工夫によってかなり違います!
鶏肉は、むね肉やささみに脂質が少ないのはご存じだと思いますが、もも肉でも皮をとることで大幅な脂質量のカットになります🐔

<皮の有無による脂質量の変化※可食部100g当たり

豚や牛もばら肉よりもロース、 ロースよりもヒレと選ぶと、脂質量はぐんと少なくなります🐮🐷

<豚肉と牛肉の部位による脂質量の変化※可食部100g当たり


また、調理の仕方も「茹でる」「蒸す」といった調理の仕方でも余分な脂質量を減らすことが 可能です。

日本三大食肉の栄養素

タンパク質や脂質以外に、日本でよく食べられている、牛肉豚肉鶏肉の栄養面での特徴などについて紹介します。

鶏肉

皮の部分には肌に良いと言われるコラーゲンが含まれており、
皮を除くと低脂肪で、たんぱく質を多く含み、牛肉や豚肉に比べ低カロリーです✨
このほか、肌荒れに効果のあるビタミンAも豊富なので、美肌づくりに最適な食品と言えます!

牛肉

良質なたんぱく質と鉄分必須アミノ酸などを豊富に含んでおり、
とくに赤身肉には、吸収されやすいヘム鉄ビタミンB12亜鉛が多く、貧血や免疫力の向上・成長促進が期待できます!
女性や子供はもちろん、筋肉をつけたい方にもお勧めです💪(‘◡’💪)

豚肉

豚肉に多いビタミンと言えばビタミンB1です
疲労回復やストレス緩和、エネルギーの生成などの効果が期待できます。
さらにコレステロールをコントロールするオレイン酸ステアリン酸も多く、体の皮膚や神経を健康に保つナイアシンも豊富です。

お肉の上手な食べ方

単に肉だけを食べれば良いというわけではなく、肉に不足する栄養素を他の食材や食品から補い、栄養バランスを考えた食べ方が大切です。
特に、野菜を組み合わせると、ビタミンミネラル食物繊維が加わり、 栄養のバランスをとることができます🥗!

健康づくりのため、健康維持のため、お肉をはじめとする多種多様の食品をバランスよく食べるようにしましょう。

まとめ

意外にも、毎月29日の「肉の日」は都道府県食肉消費者対策協議会が制定していますが、2月9日は誰も「肉の日」に制定していないそうです💡
でも、語呂合わせの関係か、一般的に2月9日も「肉の日」となっているそうです。
リモートワーク・在宅勤務が主流になるつつある昨今。
間食をして脂質を摂りすぎたり、食事を簡単にするために炭水化物中心の食事になりがちです。
ビタミン・ミネラルを補うのはもちろん、お肉(タンパク質)の摂取も心掛けましょう!

公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット

公益財団法人 日本食肉消費総合センター

日本食品標準成分表2020年版

豚肉のチカラ

牛肉の魅力

鶏肉の実力

この記事の著者

ゆーみん

管理栄養士

株式会社ヘルシーパス 企画開発部 / ためになる栄養講座・ブログ・お問い合わせ担当

自分自身のアレルギーと偏食がきっかけで管理栄養士を志向。大学卒業後は給食委託会社に就職し介護食からスポーツ栄養まで幅広い食に従事。

読んでいただいた皆さんに「ためになった」「面白かった」と思っていただけるようなブログづくりを心掛けています。

自己紹介ブログ ⇒ 新しいメンバーの自己紹介(管理栄養士:荒木)

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