お問い合わせの多かった素材ベスト3(ビタミン・ミネラル以外編)


当社では、ありがたいことに日々お医者様や患者様から商品や栄養素に関する様々なお問合せをいただいております📞

今回は、最近お問合せいただいた中から残念ながら当社では取り扱っていない「お問い合わせの多かった素材ベスト3」を紹介します!

第3位 5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)

5-HTPとは、正式には「5-ヒドロキシトリプトファン」と呼ばれる成分です!
必須アミノ酸であるトリプトファンから生成される芳香族アミノ酸で、幸せホルモンで知られるセロトニンの前駆体です💞
主に、アフリカの植物Griffonia simplicifolia(グリフォニア・シンプリシフォリア)の種子から抽出し生産されており、30年以上も前から臨床的に使用されています。

5-HTPに期待される効果

食事から摂ったトリプトファンがセロトニンへ上手に代謝ができない場合、うつ病を発症する場合が高いと言われているため、うつ病や気分障害の改善に効果的と言われています。
そのほかにも、身体の広範な部位に疼痛をきたす線維筋痛症や不眠症、肥満に関連するむちゃ食い、慢性頭痛など、さまざまな状態の症状に有効であることが示されています。 

日本での使用

海外ではサプリメントとして 販売されていることもありますが、国内では医薬品に区分され、食品としての製造・販売は残念ながら認められていません
副作用としては胸焼けや胃の痛み、悪心、肺・心臓・肝臓の炎症 などが報告されています。

摂取を検討している場合は、主治医にご相談ください👩‍⚕️👨‍⚕️

第2位 メラトニン

メラトニンは、脳内の松果体において生合成されるホルモンです。
体内時計に働きかけることで、覚醒と睡眠を切り替えて、自然な眠りを誘う作用があり、「睡眠ホルモン」とも呼ばれています😴

メラトニンに期待される効果

体内時計をリセットし、質の良い睡眠を手に入れることに有効だと考えられます。
また、メラトニンは体内の活性酸素を分解する作用を持つフリーラジカルスカベンジャーであり、その力はビタミンCやビタミンE、グルタチオンといった抗酸化物質よりも強力であることが報告されています。
メラトニンは脂溶性かつ水溶性であり細胞膜を容易に通過できるため、細胞質内のみならずミトコンドリア、核内にも高濃度に存在しているため、DNA や細胞成分を保護している可能性があると考えられています。

日本での使用

海外ではサプリメントとして 販売されていることもありますが、国内では医薬品に区分され、食品としての製造・販売は残念ながら認められていません
副作用としては頭痛、めまい、眠気、悪夢、胃腸疾患などさまざまな症状が報告されています。

摂取を検討している場合は、主治医にご相談ください👩‍⚕️👨‍⚕️

第1位 NMN ニコチンアミド モノヌクレオチド

NMNとは、正式には「ニコチンアミドモノヌクレオチド」と呼ばれる成分です。
ビタミンに似た物質で、ヒトや生物の体内で自然に作られています!

NMNはNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)と呼ばれる、細胞内のミトコンドリアにおけるエネルギー産生に欠かせない補酵素の素となっており、NADは解糖系やTCAサイクルなどのエネルギー代謝に関わると考えられています。

NMNに期待される効果

日本でも使用は認められており、NMN含有サプリメントが市場に出始めています。

ヒト試験の結果はまだまだ少なく、マウスを用いた試験が多いですが、NMNはエネルギー代謝にかかわることから不老長寿の妙薬になるのではないかと注目されています。
そのほかにも、記憶力の向上や心機能の強化、睡眠の質改善、サルコペニア対策など、さまざまな状態の治療に有効であることが示されています。

日本での使用

NMNは国内でのサプリメントへの利用は可能であり、サプリメント業界でもNMNは人気素材としてトレンド入りしています。体感も個人差があるようで、マウスでの実験では良い結果が出ているようですが、ヒト試験ではまだ不明なことが多いため、サプリメントや点滴をする場合は注意してください。

まとめ

お問い合わせいただくことで今のトレンドや実態を把握したり、既存商品のリニューアルや新商品の検討をおこなうこともあります✨
お問い合わせをいただいて、改めて注目されていることに気が付いた素材や栄養素もあるので、とても勉強になっています☺💦

海外サプリメントを利用する際には、自己判断ではなく、主治医や詳しい方にご相談の上、ご利用いただくことをおすすめします。
安全性がしっかり確認できているものばかりではないため、ご利用の際は必ず主治医にご相談ください!

 

Erick H.Turner et al.,Pharmacology & Therapeutics Vol109, Issue 3, March 2006, P 325-338

更井 啓介 日本臨床薬理学会雑誌 1974年 第5巻 第3号 P197-202

e-ヘルスネット 

田村博史 et al.,Glycative Stress Research 2019; 6 (3): 192-197

食品安全委員会

NOMON HP

Mijin Kim  et al.,Nutrients 2022, 14(4), 755

この記事の著者

ゆーみん

管理栄養士

株式会社ヘルシーパス 企画開発部 / ためになる栄養講座・ブログ・お問い合わせ担当

自分自身のアレルギーと偏食がきっかけで管理栄養士を志向。大学卒業後は給食委託会社に就職し介護食からスポーツ栄養まで幅広い食に従事。

読んでいただいた皆さんに「ためになった」「面白かった」と思っていただけるようなブログづくりを心掛けています。

自己紹介ブログ ⇒ 新しいメンバーの自己紹介(管理栄養士:荒木)

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