月経周期と体の変化


前回は、女性の体を知るということで子宮と卵巣についてまとめました。

子宮と卵巣について

今回は前回に引き続き、女性の体について学ぼうと思います。
内容は、初潮から閉経まで毎月(妊娠中~出産後を除く)訪れる月経とそれに伴う体の変化についですbowtie

●月経とは
月経の目的を一言でいうと、妊娠のための準備です妊婦
月経は生理とも呼ばれ、排卵が起きた後に妊娠にいたらなかった場合、子宮の内側を覆っている子宮内膜の一部がはがれて血液や内膜組織、粘液などが膣を通って子宮外に排泄される現象のことです血

また、月経血は膣から排出されるだけでなく、卵管を逆流して卵巣の表面を伝わってお腹の中にこぼれおちているそうです驚き顔びっくり
(通常、こぼれた血液は腹膜に吸収されて次の月経までにきれいに無くなるそうなのでご安心ください)

初めての月経初潮初経などと呼ばれ、初潮を迎える年齢は平均12~13歳(小学校6年生~中学校1年生)ですが、9歳(小学校3年生)で迎える人や、16歳(高校1年生)になってやっと迎える人など様々ですblush

逆に月経の永久的な停止のことを閉経と呼び、通常、45歳以上の女性で1年間以上月経をこなければ、閉経と判断されるそうです。

●月経周期とは
月経周期とは、月経初日から次の月経の前日までの期間を指し、一般的に周期は約1ヶ月(25~38日)の間隔で、月経期間は3~7日程度が正常だと言われています。

月経が始まって6~7年までは排卵周期が確立していないことも多いので、思春期には多少のずれがあることも多いですが、毎回周期が違っていても心配はないようですあたし

大人の女性では、睡眠不足やストレス、風邪などの体調不良によって一時的に月経周期がずれることもありますが、不順な状態が長く続く場合にはホルモンバランスがくずれている可能性が高いため、一度産婦人科の先生に相談すると安心です病院

●月経周期と体の変化
周期をもって定期的に訪れる月経は、脳や卵巣から分泌されるホルモンによって調節されています。
その調節の流れは下記の通りですサゲサゲ↓

①視床下部から放出される性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)の刺激によって下垂体から黄体化ホルモン(LH)卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌。

②血液にのってFSHが卵巣に届き、10~20個の卵胞が発育

③発育中の卵胞からエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されて子宮内膜が厚くなる。

④血中のエストロゲンが一定量に達するとLHが大量に放出され、一番大きく成長した成熟卵胞から卵子が放出(排卵

⑤卵子は卵管の膨大部で精子を待ち、残された卵胞は黄体に変化してプロゲステロン(黄体ホルモン)エストロゲンを分泌(基礎体温は高温期)

⑥卵子が受精しなかった場合、黄体が寿命を迎えてエストロゲンとプロゲステロンの分泌が低下し、子宮内膜が剥がれ落ちて出血と共に排泄(月経

⑦エストロゲンとプロゲステロンの分泌低下を視床下部が察知すると、GnRHを分泌して次の周期が始まる
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毎月当たり前のように来ている月経ですが、このように脳や女性ホルモン、卵巣、子宮がまるで精密機械のように連帯して働いていますビックリマーク
すごいですねにこにこ音譜

しかし、上記のように子宮は月に一度ダイナミックな破壊と再生を繰り返すため、子宮は体の約1.5倍の速さで老化すると言われていますscream
(女性の平均寿命が85歳で閉経が50歳だと仮定)

妊娠、授乳期間は月経はストップするため、子宮や卵巣の老化は止まっている状態ですが、現代の女性は初潮を迎える時期が低年齢化し、一方で妊娠や出産の年齢が上がり回数が減ったぶん月経の回数が増えていますアップ

もし、月経血の質が悪い場合にはその血液の逆流によって体内で炎症が起き、老化を加速するとも考えられますが、婦人科系の病気が増えているのは、子宮や卵巣が休みなく働いていることが原因のひとつだとも言われていますあせるあせる

※ピルを飲めば排卵がないため子宮を休ませることができますが、卵子のもとになる卵胞は毎日のように自然に消えてなくなっていくようです。
そのため、ピルでは卵子の老化は抑えることができません
また、副作用などもあるため、服用を希望する場合には婦人科の先生によく相談することが大切ですビックリマーク

子宮や卵子(卵巣)を若々しく保つことは、毎月の月経を極力楽にして、気分の安定や、産みたい時に産める体の準備だけでなく、お肌の潤いや女性らしさをキープするためにも大切ですblush

体を冷やさない
食事バランスを良くする[旬の食材の摂取(十分なビタミン、ミネラル摂取)、加工食品に頼らない(不必要な添加物を避ける)など]
抗酸化物質を十分に摂る(ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール など)
体を糖化させない(血糖値を急上昇させない食べ方・食べ物、抗糖化物質の摂取 など)
質の良い脂質の摂取(ホルモンや細胞膜の材料に脂質は欠かせない。特にオメガ3系脂肪酸うお座が不足しがち)
適度な運動(血液のめぐりをよくする)走る人
十分な休養睡眠。
ストレスをためない
禁煙禁煙

こんなことに気を付けて生活することをお勧めしますウインクキラキラ

 

(さ)

 

<参考>
・聖マリアンナ医科大学 産婦人科学のホームページ
・JAPAN SPORT COUNCIL(日本スポーツ振興センター)のホームページ
・大阪市立大学医学部医学情報センターのホームページ
・めぐりをよくする美子宮レッスン(竹内正人:監修 藤原亜季:著)
・もうがまんしない!この生理痛、あの不調(小杉好紀:著)