【論文紹介】食事バランスガイドで健康長寿


食事はバランスが大事」だと言いますが、バランスの良い食事とはどんなものかお悩みの方が多いですねショック!
そんなときに役立つ指標として「食事バランスガイド」というものがあるのをご存知でしょうかはてなマーク

今回は、「食事バランスガイドを守った食事と死亡率」について日本人で調査している論文を発見しましたので、その内容を簡単にご紹介したいと思いますにこにこ

●食事バランスガイドを守った食事は長寿につながる
食事バランスガイドを守った食事をする日本人は、総死亡率および心血管疾患、特に脳卒中による死亡のリスクが低いようだ」という内容の国立国際医療研究センター、東京女子医科大学、国立がん研究センターの共同研究による報告ですサゲサゲ↓

【目的】
日本人の平均寿命は過去10年間で確実に伸びており、世界の中でも長寿であり、女性においては2012年に87歳の長寿を記録している。
この長寿には社会経済的や文化的な背景があるが、魚や大豆製品を良く食べ、脂質の摂取量が少ない伝統的な日本食も注目されている目

また、日本には2005年に厚生労働省と農林水産省が共同で作成したコマの形をしたフードピラミッドである「食事バランスガイド」と呼ばれる健康的な食事の指標がある。

そこで、日本の食事バランスガイドを用いて死亡率に対する食事の影響を評価する。

【対象】
がんや脳卒中、虚血性心疾患、慢性肝疾患の病歴がない45~75歳の日本人79,594名(男性36,624名、女性42,970名)。

【方法】
2種類のコホート研究を平均15年間行い、試験開始時、5年、10年でアンケート調査を行い、病歴、喫煙、飲酒などの健康関連の生活様式、および食習慣に関する情報を得た。

◆コホート研究①
岩手県、秋田県、長野県、沖縄県中部、東京都に住む40~59歳の日本人

◆コホート研究②
茨城県、新潟県、高知県、長崎県、沖縄県宮古、大阪府に住む40~69歳の日本人

【結果】
食事バランスガイドの順守率が高かった上位25%の人は、最も低かった下位25%の人に比べて、総死亡率が15%低かった

心血管疾患と脳血管疾患の死亡率は、食事バランスガイドの順守率が高いほど低かった

心血管疾患の死亡率野菜と果物の摂取量が多いほど低く脳血管疾患の死亡率魚料理や肉料理、果物の摂取量が多いほど低く心疾患の死亡率牛乳の摂取量が多いほど低かった

野菜料理、肉料理、魚料理、牛乳、果物、総エネルギー量が総死亡率と関連していた。

【まとめ】
日本人の成人においては、食事バランスガイドの順守率が高いほど総死亡率が低く、特に脳血管疾患などの循環器疾患の死亡率が低くなる可能性がある。
エネルギー消費、穀物、野菜、果物、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品、菓子類、アルコール飲料のバランスが取れた食事によって、主に心血管疾患の死亡リスクを減らすことができるかもしれない。

<論文>
http://www.bmj.com/content/bmj/352/bmj.i1209.full.pdf

食事バランスガイドは栄養士が栄養指導で使用することがありますが、一般的にはあまり知られていないかもしれないですね汗

食事バランスガイドは、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかを考える時の参考になるように、食事の望ましい組み合わせとおおよその量をイラストでわかりやすく示してあります音譜
バランスの良い食事が良くわからない方は、是非、食事バランスガイドを参考にしてみてくださいにこにこ

2016061602

  

(さ)

  

<参考>
・リンク・デ・ダイエット 世界の最新健康・栄養ニュース(http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=53660&-lay=lay&-Find)
・農林水産省 サイト(http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/)

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