【論文紹介】妊娠中のうつは大豆製品で予防


当社では普段、お医者様や患者様から様々なお問合せをいただいており、お問い合わせいただいている内容としては、妊娠を希望している人や妊婦さんの食事(栄養)について聞かれることが多い印象です。

妊婦さんの食事では、赤ちゃんへの影響について考えられることが多いですが、妊婦さん自身の健康状態をサポートすることも大切ですexclamation
なお、妊娠中はホルモンバランスや体の変化、出産や将来への不安などからうつ病を発症してしまう事が多いようですsweat_drops

今回は、「妊娠中のうつと大豆製品摂取との関係」について調べている論文をご紹介しますbulb

 

●妊娠中のうつは大豆製品で予防
大豆製品をたくさん食べる妊婦ほど、妊娠中のうつ病になるリスクが減る可能性がある」という内容の、日本にある愛媛大学や東京大学などの共同研究チームによる研究報告ですarrow_double_down

 

【目的】
イソフラボンの形は エストロゲン(17β-エストラジオール)と似ており、エストロゲン様作用がある。
また、更年期障害ではイソフラボンの摂取によって、有意にホットフラッシュの症状が減少したという報告がある。
しかし、卵巣ホルモンが大きく変動する妊娠前後のうつとイソフラボンとの関連を調べた研究はない。

そこで、妊娠中のうつとイソフラボン摂取との関連を調べる

 

【対象】
九州・沖縄母子保健研究のベースライン調査に参加した妊婦 1,745名

 

【方法】
抑うつ状態自己評価尺度(CES-D)を用い、16点以上をうつ症状有りと定義。
年齢、妊娠週、居住地域、子数、家族構成、うつ既往、うつ家族歴、喫煙、受動喫煙、職業、家計の年収、教育歴、BMIの他、魚介類、ヨーグルト、海藻などの摂取量も調査した。
なお、イソフラボン摂取との解析では飽和脂肪酸、魚介類由来 n-3 系不飽和脂肪酸、カルシウム、ビタミン D摂取などで補正した。

 

【結果】
妊娠中うつ症状の有症率は 19.3%であった。

妊娠中の総大豆製品、豆腐、豆腐製品、納豆、大豆煮物、みそ汁、イソフラボン摂取が多いほど、妊娠中うつ症状有症率の低下と有意な関連があった。

総脂肪及び飽和脂肪酸摂取が多いほど、妊娠中うつ症状有症率の上昇と有意な関連があった。

みその摂取が多いほど妊娠中うつ症状の有症率は高まったが、豆乳摂取とは関連はなかった

 

【まとめ】
みそと豆乳を除く大豆製品及びイソフラボン摂取は妊娠中うつ症状の有症率低下と関連している可能性がある。

 

妊婦・授乳婦のイソフラボン摂取における安全性については十分なデータがないため、大量に摂取することは避けるべきだとされていますpersevere
大豆や大豆製品として食品で摂る分には問題なさそうですが、イソフラボンを多く含むイソフラボンサプリメントは念のため摂らない方が良いと思います。

もしかすると、妊婦さんの場合には“つわり”の影響もあり、大豆製品を積極的に摂るのは難しい人もいらっしゃるかもしれませんsweat_drops

しかし、大豆にはイソフラボンの他にもタンパク質ビタミンEビタミンB群カルシウムマグネシウム亜鉛オリゴ糖など妊婦さんに必要な栄養素が豊富に含まれていますthumbsup
食べられる方は、うつ病を防いでマタニティライフを楽しむために大豆製品摂取を心掛けてみてはいかがでしょうかquestion

 

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(さ)

愛媛大学「世界初の研究成果!大豆製品、イソフラボン摂取が妊娠中うつ症状と予防的な関連」

厚生労働省 e-ヘルスネット「妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療」

国立健康・栄養研究所「「健康食品」の安全性・有効性情報 ダイズイソフラボン」

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