医療機関でサプリメントをどう使うか?

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栄養療法を実践する医療機関に向け、サプリメントをお届けしているヘルシーパス。医師、薬剤師から「医療従事者が自信を持って使えるサプリメントを提供してほしい」との要請に応え、2006年に設立。
多くの医師・歯科医師とのリレーションをもち、サプリメントの製造現場を知る代表取締役社長の田村に、医療機関でサプリメントをどう使うかについてインタビューをしました。

サプリメントはどのような状態の人に有効ですか?

医療機関にはいろいろなお悩みを抱えた方がおいでになると思います。

お薬や手術など医薬品で元気になる方はもちろんいらっしゃいますが、それだけでは元気にならない患者さんが残ってしまうことは、先生方も日々体感されていることと思います。

そういった方々の中には、運動してもらうことで元気になる方もいれば、食生活を改善することで元気になる方もいらっしゃいます。

ただ、具合の悪い方に、ちゃんと食事を食べなさいと言っても、なかなか実行できないこともありますよね?

その時に、下の図のこの部分を効率化する道具としてサプリメントが存在します。

病気の方、体調不良の方でサプリメントの効率化の範囲図:病気、体調不良の方で、サプリメントが有効な範囲のイメージ

台所に立てない方に、台所に立ってもらえるようになるまでがサプリメントを便利に使える領域です。サプリメントは、ずっと使い続けるものではなく、元気になったら卒業してもらうものと考えています。

この飽食の時代に、サプリメントは必要なのでしょうか?

はい、必要とされる方は多いと思います。
意外に思うかもしれませんが、実は日本人の栄養状態は良くありません。

日本は豊かな国ですので、炭水化物・タンパク質・脂質の3大栄養素はちゃんと召し上がっています。しかし、それらを使うために必要な「微量栄養素」=「ビタミンやミネラル」が不足している方が多いのが実情です。

ビタミンやミネラル不足の主な理由は、加工食品を使う方が多いことが原因だと思います。こういった方を助ける道具として、医療機関がサプリメントを持っておくことは、患者さんを救うためにとてもお役に立つことだと思っています。

患者さんに最初にすすめるべきサプリメントは何ですか?

私たち人間にとっていちばん大事なものは空気、水、食物(炭水化物・タンパク質・脂肪)、それからビタミンやミネラルなどの微量栄養素です。

そしてそれらが十分に足りていることが大切で、人間全員にとって必要なものです。どれかが足りていない状態では、元気で暮らしていけない状態となってしまいます。

しかし世の中には、これ以外のサプリメントや健康食品もたくさん売られています。機能性表示食品や特保(特定保健用食品)などの商品もよく見かけますが、生きていくために絶対に必要なものというわけではありません。

機能性表示食品や特保などは、ベースとなるサプリメントと比べると、優先度がかなり異なります。機能性サプリメントや健康食品は、金銭的に余裕のある方はお飲みになってもよいですが、具合の悪い方が最初に整えるべきは、人間にとって必ず必要なものです。

栄養の優先順位図:栄養の優先順位

上の図を見てもわかりますが、患者さんに最初にすすめるべきサプリメントは、やはり、いろいろなビタミン・ミネラルを摂ることができる「マルチビタミン・ミネラル」ということになります。

なぜマルチビタミン・ミネラルが最優先なのですか?

先程も触れたとおり、現代人はビタミンやミネラルの摂取状況がよくありません。

20代日本人女性の栄養素摂取状況(厚生労働省 平成29年 国民健康栄養調査より作成)のグラフを見ると、栄養素の摂取状況があまり良くないことがわかります。

20~29歳(女性)の食事摂取基準と比較した栄養素摂取量図:20~29歳(女性)の食事摂取基準と比較した栄養素摂取量(厚生労働省 平成29年 国民健康栄養調査より)

充足割合100%の位置の赤い線が、これだけ栄養素をとった方がよいという基準の値で、基準に満たない赤い棒グラフが非常に多いことがわかります。各項目を見てみると、ビタミン・ミネラルが足りていないことがわかります。こちらの図は20代女性ですが、各年代・性別問わず同じような傾向です。

現代日本人はいろいろな栄養素が足りていないため、同時にたくさんの種類の微量栄養素を補給できるサプリメントが役に立ちます。こういう方を助けるために1番役に立つサプリメントが、マルチビタミン・ミネラルです。

マルチビタミン・ミネラルはいろいろな栄養素が含まれるため、様々なサプリメントを組み合わせて摂取する必要がなく、飲む粒数を減らすことができます。また、サプリメント内の隙間を埋めるために使われることの多い添加物も、量を減らすことができます。そして、1種類のサプリメントで済みますので、患者さんも経済的に負担が少なく、継続しやすいというメリットもあります。

したがって、体調不良でクリニックにおいでになり、栄養不足が原因だという方へは、まずはマルチビタミン・ミネラルからおすすめするというのが正しい順番だと考えています。
特殊な成分のサプリメントよりも、最も基本的なビタミンやミネラルをちゃんと摂っていただくことが大事です。

微量栄養素が足りていないフリップ(田村さん)

マルチビタミンなら、コンビニで買える安いものでよいですか?

ドラッグストアなどで一般に売られているサプリメントは、配合されている栄養の量が多くないため、病院に来るような方が飲むサプリメントは、しっかりと選ぶ必要があります。

医療機関に来るくらい栄養状態の良くない方、栄養の欠乏がひどい方に対しては、ある程度まとまった量を摂取していただいた方が、サプリメントによる栄養素摂取の効率化という目的を達成できます。

「今日の治療薬」(治療薬のマニュアル本)を見ると、ビタミン剤が紹介されていますが、それらに含まれる栄養素の配合量を見ると、市販のサプリメントの10倍~100倍程度量が多く配合されていることがわかります。

これは、体調不良で困っている方を助けるためには、それなりのパワー(”意味のある量”の栄養素の配合)が必要ということです。

一般に手に入るサプリメントには、実は問題のあるサプリメントもたくさん売られています。せっかく元気になるためにサプリメントを購入するのであれば、ちゃんとしたものを選ぶ必要があります。

どのくらい問題があるかというと、毎年、東京都が健康食品の試買調査をし、3月末ごろに発表している健康食品試買調査結果を見るとわかります。

平成29年の結果を見ると、販売店で購入したサプリメントは46品目中25品目に問題が、インターネット等通信販売での購入したサプリメントの中には79品目中76品目に問題があったということがわかっています。

表:健康食品試買調査結果・平成27年度~29年度 不適正な表示・広告(東京都)
表:健康食品試買調査結果・平成27年度~29年度 不適正な表示・広告(東京都)

この表を見ると、患者さん自身が自分でサプリメントを選ぶということは、なかなか難しい状況であると感じています。

患者さん自身がサプリメントを選ぶというよりは、「どんな栄養をとったら良いのか?」「信頼できるサプリメントはどれなのか?」ということを知っているドクターや歯科医師、薬剤師などの専門家を知っていることが、患者さんにとってはよいサプリメントを選ぶ方法と言えます。

したがって、ドクターや歯科医師、薬剤師などの皆さまが正しいサプリメントを選ぶことが、患者さんの正しいサプリメント選びに繋がります。

ということで、最後にサプリメント選びに大事な4つのポイントを挙げます。

①成分
新成分よりも”必須栄養素(ビタミン・ミネラル)のバランス”が優先
②質
市場には問題のあるサプリメントも多く販売されている
③配合量
意味のある量の栄養素が含まれているものを選ぶ
④入手方法(誰から買うのか)
信頼できる専門家(=ドクターや薬剤師など医療機関)から買うこと

この記事の内容は動画でもご覧いただけます

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