生活習慣病とED


ここ数回、男性ホルモン関係についてブログでまとめていますサゲサゲ↓

LOH症候群で悩んでいませんか?
男性ホルモンの働き
テストステロンを邪魔するもの

この流れで、今回は、若い男性でも悩んでいる方が増えていると言われる「ED(勃起不全)」についてまとめたいと思いますpoint_up

●EDとは
Erectile Dysfunction」の略で、勃起不全や勃起障害などと呼ばれています。
これは、完全に勃起ができなくなった状態だけを指すわけではなく、性交時に

十分な勃起が得られない
十分な勃起を維持できない

など、満足な性交が得られない状態のことを指し、「常にできない人」だけでなく「時々できないことがある人」「途中でダメになる人」のいずれもEDの疑いがあるそうです。

※従来、よく使われてきた「インポテンス(性的不能)」という言葉は、機能だけでなく人格をも否定するものなので、現代では勃起機能の低下を指す「ED」を使用するのが主流となっていますbulb

原因としては、男性ホルモン低下ダウンストレスなどの精神的なもの生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂質血症)喫煙タバコ薬剤薬(錠剤)など様々です。

もし、肥満の男性ダイエットでEDで悩まれている場合、気付かないうちに生活習慣病を患っている可能性があるため要注意です注意

●勃起の仕組み
性的刺激や陰茎への直接刺激による興奮が脳のうへ伝わると、仙髄にある勃起中枢が興奮し、副交感神経系の骨盤神経を介してその刺激が陰茎海綿体(スポンジのような組織)に伝わります。

すると、血管や筋肉を緩ませる物質[一酸化窒素(NO)血管作動性腸管ペプチド(VIP)]が放出されて陰茎に血液が流入します。

血液が海綿体に吸収されていくと、静脈が圧迫されることで血液の流出が妨げられ、風船を膨らますような状態となって勃起が起こります。

その後、射精が起こったり性的刺激が中断すると、交感神経系が優位になって緩んでいた筋肉が収縮し、海綿体内の血液が出ていって勃起が終了します。

<勃起の仕組み>
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※血管を緩ませる作用のある一酸化窒素(NO)の産生にはアルギニンシトルリンというアミノ酸が関わっており、シトルリンの方がNO産生量が多いと言われますが、アルギニンとシトルリンの両方摂った方がより良いそうですグッド!

●EDを防ぐには
EDは生活習慣病が原因となることが多いため、生活習慣を正すことでEDの改善や予防につながります。
生活習慣の改善ポイントは以下の通りですサゲサゲ↓

① 糖質、動物性脂肪、塩分を控え野菜たっぷりのバランスのよい食生活
過度な糖質を摂取することで血糖値が急激に上昇し、コラーゲンが糖化して柔軟性が失われるため、血管を硬くしてしまいます。

また、たくさんの動物性脂肪摂取はは高脂質血症動脈硬化の原因となります。

そして、塩分の過剰摂取は高血圧につながり、高血圧は血管にダメージを与えるため動脈硬化につながってしまいます。

野菜の摂取を増やすと、食物繊維によって糖質や脂質の吸収が抑えられ、カリウムの補給によって塩分を排泄しやすくしてくれますにこにこ

② 適度な運動
適度な運動は血流を良くするだけでなく、肥満解消にも役立ち、テストステロンもアップアップします。

③ 禁煙
喫煙は酸化LDLを増加アップさせ、動脈硬化を引き起こしてしまいます。

④節酒
適度な飲酒は血流を良くしますが、大量に飲むとテストステロンが減少ダウンしてしまいます。
特にビールビールは女性ホルモン用物質が含まれるため、テストステロンがより減少しやすいと考えられます。

⑤ ストレスをためない
ストレスをためると、ストレスホルモンが優位になってテストステロンが低下ダウンしてしまいます。
運動などでストレスを発散し、ストレスをためないように心がけましょうビックリマーク

※暴飲暴食や喫煙、飲酒などでストレス発散しようとすると、余計にEDが悪化する可能性がありますscream

もし、オフィスワークで日に当たらない方は、ビタミンD不足で男性ホルモンが低下ダウンしてしまうことも考えられますショック!

EDで悩まれている方は、上記の生活改善と共にお日様の光太陽を浴びてみるのがお勧めです音譜

 

(さ)

 

<参考>
・厚生労働省のホームページ
・独立行政法人 労働者健康福祉機構 青森労災病院 のホームページ
・独立行政法人 国立病院機構 京都医療センター のホームページ
・日本性機能学会のホームページ
・国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス

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