◇旬の食材のご紹介◇ 1-3月 金柑(きんかん)


スーパーマーケットなどでも見かけるようになった「金柑」ですが、これからが旬の果物です。

今回は、デザートとして楽しめるだけでなく、健康への効果も期待できる「金柑」についてご紹介いたします

 

●金柑はどんな果物?

金柑は中国原産の柑橘類で、日本では主に宮崎県や鹿児島県で生産されています。

小さく、果皮にも甘みがあるため、丸ごと食べられることが特徴です。

おせち料理に入れられることの多い甘露煮は、「金冠」と当てて、より暮らしが豊かになるように、という願いが込められているそうです ニコニコ

●金柑に含まれる栄養素は?

金柑100g中の栄養素は以下の通りです。

皮ごと食べるという特徴のためか、他の果物と比較するとビタミンE(α-トコフェロール)や脂肪酸、カルシウムなどが豊富で、さらにカロテノイド色素の一種であるβ-クリプトキサンチンや、フラボノイドの一種であるヘスペリジンも豊富に含まれています。

β-クリプトキサンチンは柑橘類に多く含まれ、金柑の果皮100g中に約4.2㎎含まれることが報告されています(温州みかん〈興津早生〉果汁100gに1.0㎎)。

β-クリプトキサンチンには強い抗酸化作用があり、その血中濃度が高いほど「肝機能障害」「インスリン抵抗性」「骨粗鬆症」「(喫煙・ 飲酒等による)酸化ストレス」などのリスクに対して負の関連性があることが報告されています。

例えば、血液検査などで調べられることの多い「γ-GTP」はアルコール摂取で敏感に高くなることが多い為、アルコール性肝障害の指標として用いられています。
しかし、毎日25g以上のアルコール(ビール大瓶1本以上)を摂取していても、β-クリプトキサンチンの血中レベルが高いグループでは、γ-GTP値が低いことが報告されています。

血中β-クリプトキサンチンレベルは柑橘類(主にみかん)の摂取頻度に依存して著しく上昇すること、2か月前のみかん(柑橘類)の摂取量も有意に影響することなどが報告されているため、旬の時期にみかんや金柑を積極的に摂取すると良いですね ウインク
※血糖値や中性脂肪値が高いなどで医療機関を受診されている方は、果物の摂取につきましては医療機関などで出された指示を守ってお召し上がりください。

 

「ヘスペリジン」につきましては、以前のブログでもご紹介いたしましたが、炎症や痛みを和らげ、血管の機能が正常に働くサポートをする働きがあると言われています。

これらの成分を含み、手軽に食べられることから、金柑は健康食材としても注目されています キラキラ​​​​​​​

 

●美味しい金柑の選び方、上手な保管方法は?

表皮のキメが細かく滑らかで、色艶の良いもの、さらにヘタが枯れていないものを選ぶと良いと言われています。

また、保存は冷蔵庫の野菜室が適しています。
ビニール袋などに入れ保存すれば、2週間ほどもつそうです。

低温障害が出ることがありますので、冷やし過ぎに注意しましょう。

●お勧めの食べ方は?

金柑は、最近完熟タイプのものや種のない品種が出回り、そのまま丸ごと食べられる果物として人気があります。

また、甘露煮やジャム、お菓子に入れるスイーツとしてだけでなく、煮物やサラダ、酢の物やマリネなどおかずとしても楽しめるようです ルンルン

お酒を飲む方にもお勧めの金柑。

年末年始などで飲み過ぎた、という方は、ぜひ金柑を毎日の食卓に取り入れてみて下さい 照れ

(あ)

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