【論文紹介】コーヒーの摂取タイミングと血糖値の関係


眠気覚ましなどでコーヒーを飲んでいる方も多くいらっしゃると思いますが、
今回は「コーヒーの摂取タイミングと血糖値の関係」ついて気になる論文を見つけたのでその内容についてまとめます!

寝不足の朝にコーヒーを飲むと血糖値が上がる?

平均21歳の健康な男女29名に3つの群に分け経口糖負荷試験(OGTT)をおこない、その後採血をして血糖の変化を見る試験です。

<条件>
①通常の睡眠(23時から翌7時まで就寝)を取り、白湯を飲んだ後でOGTTを受ける群
(対象群)

②①と就寝時間は同じだが1時間ごとに5分間起きるという断続的な睡眠の後に白湯を飲んでOGTTを受ける群
(断続的な睡眠群)

③②と同様、断続的な睡眠を取り、濃いブラックコーヒー(約300mgのカフェイン含有)を飲んだ後でOGTTを受ける群
(断続的な睡眠+ブラックコーヒー群)

3群とも白湯ないしはコーヒーを飲むのは、OGTTの30分前に設定した。

<結果>
血糖値と血中インスリン濃度は、①②では変わらなかったが、③ではどちらも高くなった。

またOGTT開始から120分間の血糖上昇曲線下面積(AUC)※₂は、対照群に比べて③断続的な睡眠+ブラックコーヒー群が約50%増加していた。

※₁ 有意差あり(p<0.05)

※₂ 血糖上昇曲線下面積(AUC)とは、時間経過にともなう血糖値増加量の面積を指し、
    食品の血糖値上昇を比較する指標として用いられる。
    AUCが低いことは、一般に、糖質の吸収が抑えられたことを示す。

このような結果について、研究員たちは
カフェインが筋肉への糖の取り込みを阻害し、さらにカフェインと睡眠障害によって血糖値を上げるホルモン(コルチゾール)が上昇して、血糖値の上昇につながったのではないか。」と説明しています。

Harry A Smith et al.,Br J Nutr.; 124,10,1114-1120,2020

まとめ

夜更かしをした次の日の朝にコーヒーを飲む方もいらっしゃると思いますが、
摂取する際は朝食後に摂取した方がよさそうですね🍳☕!
また、来週10月1日(金曜日)は全日本コーヒー協会によって、10月1日は「コーヒーの日」と定められています。
近年、コーヒーの健康効果について明らかになっており、当社のブログでも「1日1杯のコーヒーでも大腸がん予防」について紹介しています。
がん予防以外でも、生活習慣病予防ストレスの緩和などにも効果が期待できるようなので、飲み過ぎに注意しつつ、普段の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

全日本コーヒー協会

公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット

この記事の著者

ゆーみん

管理栄養士

株式会社ヘルシーパス 企画開発部 / ためになる栄養講座・ブログ・お問い合わせ担当
自分自身のアレルギーと偏食がきっかけで管理栄養士を志向。大学卒業後は給食委託会社に就職し介護食からスポーツ栄養まで幅広い食に従事。

読んでいただいた皆さんに「ためになった」「面白かった」と思っていただけるようなブログづくりを心掛けています。
自己紹介ブログ ⇒ 新しいメンバーの自己紹介(管理栄養士:荒木)

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