栄養素の単位について


栄養素の単位は普段から見慣れないものも多く存在します。

お客さまからのお問合せでも「この単位は何て読むの?」「この単位はどう意味?」など、ご質問をいただくことがあります。

そこで今回は「栄養素の単位」について簡単にまとめたいと思います💡!

【重量の単位】

栄養素の中でもビタミンCは1日1g(グラム)以上の摂取をすすめられることもありますが、ビタミンB₁の摂取量は約1.1㎎(ミリグラム)/日、葉酸の妊婦付加量は240㎍(マイクログラム)/日と単位は様々です。
下記の表はよく栄養素の重量を表記する際に使用される単位とその互換性を示しています。

よく「㎍は㎎に直すと〇〇㎎になりますか?」と、ご質問いただきますが、㎍は㎎の1/1000の量です。
葉酸の妊婦付加量は240㎍/日 ⇒ 0.24㎎/日となります。

【効力の単位】

世界には「国際単位(IU:International Unit)」というものがあります。

これは脂溶性ビタミンやホルモン、酵素、薬物などに活用され、生体に対する効力でその量を表す単位とされています。
海外のサプリメントでは国際単位で表記されている場合がありますが、現在化学的な定量が可能になったため、日本では重量単位で示すことが求められており
近年は国際単位よりも重量単位で表すことが主流のようです👀💡

食品表示法の施行(2015年)により、サプリメントなどの加工食品は商品パッケージに国際単位を用いることが原則禁止とされています。

IUと重量単位の両者間で下表のように換算することも可能です。

特に脂溶性ビタミンは、同じ栄養素名であっても分子構造が異なる物質が複数存在します。

例えば、ビタミンEの中には合成法で生成されるdl-αトコフェロール天然物中に存在するd-αトコフェロールがあり、重量が同じであれば効力は天然物の方が高いとされています。
体内での効力を数値で表す国際単位は、より良いサプリメントを見極めるポイントになります🤔✨

 

【ビタミンAの特別な単位】

ビタミンA(レチノール)には重量単位や国際単位とは異なる特別な単位「レチノール活性当量(RAE:Retinol Active equivalent)」が存在します。

β-カロテンなどのプロビタミンA(ビタミンA前駆体)は体内でレチノールに変換されて効果を発揮します。
「レチノール活性当量」とは、「プロビタミンAをレチノールで換算したらどのくらいか」を示す単位であり、レチノールを1RAEとし、1μgのレチノールは1μgRAEと表記されます。

例えば、30~40代の日本人女性のビタミンA摂取推奨量は700μgRAE/日とされています。ビタミンAとして700μg、食事由来βカロテンのみの摂取では8,400μg必要という計算になります☝

 

【まとめ】

栄養素には様々な単位が存在し、これらを整理しておけば食品やサプリメントに表示されている 栄養素量を正しく把握することができます。

単位の違いを注意深く確認し、摂取していただくことをお勧めします!

「統合医療」情報サイト
国立栄養・健康研究所サイト
Dietary Supplement Ingredient Database
日本人食事摂取基準(2015年版)
CAROTENOIDS AS COLORANTS AND VITAMIN A PRECURSORS
 

この記事の著者

ゆーみん

管理栄養士

株式会社ヘルシーパス 企画開発部 / ためになる栄養講座・ブログ・お問い合わせ担当
自分自身のアレルギーと偏食がきっかけで管理栄養士を志向。大学卒業後は給食委託会社に就職し介護食からスポーツ栄養まで幅広い食に従事。

読んでいただいた皆さんに「ためになった」「面白かった」と思っていただけるようなブログづくりを心掛けています。
自己紹介ブログ ⇒ 新しいメンバーの自己紹介(管理栄養士:荒木)

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