ビタミンDの作られ方


新年度が始まりました桜

4月と言えば「桜、新入社員、エイプリルフール」などを思い浮かべるかと思いますが、美容に関心のある女性は「紫外線」が気になり始める季節ですね紫外線sunny
紫外線は体に悪いというイメージですが、全く当たらないというのも良くありません。
何故なら人の皮膚では紫外線に当たることでビタミンDが作られるからです!!

そこで今回は、体内でビタミンDがどのように作られるのかを簡単にまとめたいと思いますbowtie

ビタミンDとは

ご存知の方も多いと思いますが、ビタミンDは脂溶性ビタミンのひとつで植物由来のビタミンD2と動物由来のビタミンD3があります。

ビタミンDは、ホルモンのように細胞の核内受容体への結合し遺伝子発現を調節することが分かっており、主な働きは、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進し、骨の形成と成長を促すことです。
しかし最近では、花粉症やインフルエンザ、がん、認知症対策などにも注目が集まっています。

関連記事:ビタミンDとインフルエンザの関係について

ビタミンDの欠乏症・過剰症

欠乏症

ビタミンDが不足するとくる病骨軟化症が引き起こされますfearful
特に高齢者でビタミンD不足状態が長期間続いた場合は、骨密度が低下して骨粗しょう症や骨折のリスクが高まります骨折

過剰症


大量のビタミンD摂取は、組織にカルシウムを沈着させることがあるので注意が必要で、2010年度版の日本人の食事摂取基準では、成人のビタミンDの摂取上限量は1日50μg(2,000IU)と設定されていましたが、2015年度版では1日100μg(4,000IU)まで引き上げられる予定です。
ビタミンDの重要性が見直されたんですねビックリマーク

体内でのビタミンDの作られ方


体内でコレステロールが作られる途中でできる「7-デヒドロコレステロール」という物質は皮膚中にたくさんありますが、これに紫外線があたることでプレビタミンD(ビタミンDの前駆物質)ができます(非酵素的)。
その後、時間をかけてビタミンD3(コレカルシフェロール)となり血液中に取り込まれます。

皮膚でできたビタミンD3や食事から摂ったビタミンD3は、肝臓と腎臓で2段階の反応(ヒドロキシル化)を受けて、活性化ビタミンD3(カルシトリオール、1,25(OH)2D3)か不活性型のビタミンD3(24,25(OH)2D3)ができます。
ビタミンDの作用はこの活性型ビタミンD3によるものですが、通常、血液中の活性型ビタミンD3の量は厳密に調節されています。

<体内でのビタミンDの合成経路>
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また最近、乳幼児でくる病が増加しているそうです。
その原因としては、

・室内遊びの増加や日焼け止めなどによって紫外線を避けることでのビタミンD合成不足
・食物アレルギーなどによる食品からのビタミンDの摂取不足
・紫外線を避ける生活や変色などで母乳を与えている母親のビタミンD不足による母乳中のビタミンD不足

などが考えられます。

しかし、いくら適度に紫外線に当たった方が良いと言われても、どうしても紫外線に当たりたくない!という方もいるかもしれません。
そんな方は食事でビタミンDを意識して摂る他、ビタミンDのサプリメントを利用するのもひとつの手です。

ビタミンDが多く含まれる食品にはサケ、イワシ、サンマ、イクラ、数の子などの魚介類やキノコ類がありますうお座キノコ

特に、イワシやサンマのような青魚には日本人が不足しがちなオメガ3系脂肪酸EPAやDHAが含まれるため、とてもお勧めですぐぅ~。

クララはくる病だった?

ちなみに、日本アニメの名作『アルプスの少女ハイジ』に出てくる「クララクララ」という少女くる病だったという説があるのはご存知でしょうか?

舞台は19世紀末のスイスの山小屋ですアルプス

「車いすに乗った(自分で歩けない)」「色白の」「ツンツンした」クララは、工業化が進んだドイツの都会フランクフルトからハイジの住む山小屋にやってきます。

当時のフランクフルトは、工業化のために大気汚染が激しかったため、日光がさえぎられて紫外線が地表に届着にくかったので、ビタミンDが欠乏しやすい状況です煙

そのため、くる病となり脚の骨が変形、筋力低下によって「車いす」に乗っており、紫外線に当たらないために「色白」で、ビタミンD欠乏によるカルシウム、マグネシウムの不足によって神経興奮が安定しないため「ツンツン」していたと考えられます。

それが、アルプスの大自然の中で日光(紫外線)に十分当たる生活を送っていると、ビタミンD不足が解消されて健康になり、立てるようになったのですパチパチ

クララ、よかったですね音譜音譜

(さ)

 

<参考>
・イラストレイテッド ハーパー・生化学[原書27版]
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html
・サーファーに花粉症はいない(斎藤糧三:著)
・ビタミンD革命(ソラム・カルサ:著、池田治彦:訳)
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2013/10/1017.html

 

<イメージ図>
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